広島での講習会が終了。
筋肉痛で芦屋に戻る。
ふだんの稽古ではほとんど受身をとることがない(口先で指導しているだけだから)。
口腔周辺の筋肉の発達が下半身のへたりによってトレードオフされているわけである。
入り身投げで二三回投げられただけで、もう起き上がるのがめんどくさくなってしまった。
そのままたたみに寝ているわけにもゆかずのろのろ起き上がると、またぱこんと投げられて、畳の上でノシイカ状態になる。
なんだか不貞腐れたおじさんだなあと広島の学生諸君には思われたであろう。
すまぬ。むかしはもっと軽快に動けたんですけど。
久しぶりに大汗をかく。
初日は神戸の一行15名に、気錬会のヒロタカくんと高谷さん、早稲田の入江くん、月窓寺の(というか島根の)石井くんもお見えになって、プチ多田塾合宿状態。
稽古のあと多田塾のみなさんと連れ立って韓国料理を食べに行き、大量の辛いものと大量の生ビールを嚥下する。
二日目は四国の守さんもおいでになる。
お昼の稽古終了後に、いつものように「みっちゃん」で広島焼。
はじめて多田先生の稽古を受けられた守さんに感想をお聞きして、意拳も合気道も帰するところひとつですねえという話でもりあがる。
駅で「にしき堂」のもみじ饅頭をお土産に買って、恒例の行事が終了する。
多田先生二日間ありがとうございました。
北平先生はじめ広島県支部のみなさんお世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします。
家に戻ってお風呂に入ると睡魔が襲ってくる。
そのまま爆睡。
深夜めざめ、枕頭の村上龍の『半島を出よ』の最後の三分の一を一気に読み終える。
物語の最後で、近未来において九州がアジアのハブになる(毒蛇のことではないよ)という話がちらっと出てくる。
この未来予測はかなりの確度で当たるような気がする。
日本の中央政府の締め付けが緩んで、地方分権が進行するということが前提だが、それはおそらく不可避的な流れだろう。
島根県議会で「竹島の日」を制定したことが国際問題になったが、これはある意味では地方自治体が中央から距離をおいたかたちで独自の外交的な意思表示を示しうるということを証明してみせた。
島根とは逆の文脈で、たとえば九州が独自の「アジア外交」を展開する可能性はある。
おそらく東アジアの政治的再編は国政レベルでの外交折衝、民間レベルでの「グラスルーツ」での結びつきに加えて、地域政治・地域経済のレベルでの国政よりも多少「フライング」気味のネットワーク形成が深く関与することになるような気がする。
気がするだけですけど。
それにしても『半島を出よ』は面白いです。
投稿者 uchida : 2005年05月10日 09:50
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もみじまんじゅうはにしき堂もいいけど、藤い屋もいいです。
「半島を出よ」は今一番読みたい本です。私の中ではあまり読もうかなという部類ではないのですが、テレビで作家が話しているのを見て、このブログのトーブさんのことを思い出し、何か通じるものがあるのでは、と感じました。お蔭様で私の中でいろいろな世界が広がっています。それにあの予測は、今は信じる人は少ないけど、私は信じます。模索しながらも行っている「昔の生活文化を子ども達と体験」という私達の活動が無駄にならないためにも。先生の考えていらっしゃることまでには及びませんが、私の思っていることを私の周辺の人に理解してもらいたい場合、こんな人がいて、こんな本を出して、こんな風に言ってますというと、少しは私の方に耳を傾けてもらえます。ブログも私だけが密かに読んでいるという楽しみを、通じる人に紹介し分かち合いたいと考えています。一人の友達は面白いと、ファンになったようです。このブログを介し、身近にコミュニケーションできる人を増やせていけたらと。
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