2005年6月


Archives

お断りの日々

毎日のように仕事の依頼があり、毎日のようにお断りする。 なんだか申し訳ないことをしているようで、そのつど心が痛む(しくし...


六月になると彼女は

「死ぬかと思った五月」が終わったら、「死にそうな六月」が始まった。 5月末日締め切りの「春日先生対談本」の「まえがき」を...


『スピリッツ』療法

「一行も書いていない」というと角川のE澤さんが凍り付くだろうから、そのあと(深夜11時から)春日対談本の「まえがき」を書...


文体について

朝日新聞で「紙上講義」というものをやっている。 何時間か記者がインタビューしたものを講義録的にまとめて、それを三週にわた...


野麦峠にチャクラを見た

三宅先生ご夫妻とドクター佐藤がお迎えに来て、いっしょに伊丹へ。週末は信州之沢渡(さわんど)温泉「しおり絵」にて池上先生と...


悪夢とコピーライツ

学長室に呼ばれて、行ってみると、私の本を手にした学長から「ウチダ先生、こんなことを書かれては困ります」と叱られた。 しょ...


献本御礼ならびに「学び」について

次々と本が届く。 柴田元幸先生から『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)。 いったい柴田先生は年間何冊本を出している...


官僚的作文の朝

起きて原稿をいくつか書く。 何の原稿をどの媒体のために書いているのか自分でもよくわからない。 言われるままに「はいはい」...


声のいい男について

オフのはずの水曜日であるが、自己評価委員会の報告書をかりかり書く。 「かりかり」状態で書いたのでたいへんアグレッシブな内...


中国的知識人との対話

朝一でゼミをしたあと会議が三つ。 最初の会議は私が議長であるから眠るわけにはゆかないが、あとの二つは開会宣言後たちまち睡...


懲りない男

大学の家庭会総会というところにでかける。 家庭会というのは保護者会、PTAみたいなものである。 奉職してから15年間、そ...


国際感覚について

『文藝春秋』が送られてくる。 先月、「小泉首相の靖国神社参拝の賛否」を問うアンケートが私のところにも回ってきたので、「反...


業務連絡の顛末と中国学歴事情

「業務連絡」に六社から出版のオッファーが来た。 まことにありがたいことである。 「早い者勝ち」としたとおり、こういうのは...


靖国再論

靖国神社参拝の是非を論じたら、いくつかコメントやTBがあり、いろいろ議論がされている。 目を通したけれど、その中に小泉純...


モードの構造

三年生の専攻ゼミのお題は「ファッション」。 女子大生は好きなんですよ、このテーマが。 いきおい、それで卒論を書く学生も多...


寿命が縮む

全学教授会で「火だるま」となる。 身の不徳の致すところであるから仕方がないといえば仕方がないのであるが、職務上の立場から...


未来予測と決意表明

持つべきものは友である。 平川ブログに先夜の顛末が記してあったが、そのときにふたりで話した「どういう場合に会議はストレス...


訃報と〈島〉の力

朝、野崎次郎くんから電話があり、癌で闘病中だった奥さんの川崎ヒロ子さんが今朝の6時20分に亡くなったという知らせをうけた...


江沢民の選択

大学院の中国論では「江沢民の愛国教育」が論題。 先般の反日デモのときに、「あれは 90 年代に江沢民が行った愛国主義=反...


死者と傷跡

野崎くんの家の仮通夜に行く。 仮通夜といっても、親族の方々は前夜に訪れて、昨日は次郎くんひとりで亡骸のそばで夜を過ごして...


長い一日

ヒロ子さんの告別式に行く。 場所は芦屋ホール。芦屋川の川下、市役所の南の、むかし松林があったあたりである。 いつのまにか...


対偶と教員評価(のあいだには何の関係もありません)

朝一で『文學界』の原稿を書き上げる。 今月号で最終回のはずであったが、思考が暴走し始めて、「もうどうにもとまらない」状態...


トップマネジメントカフェの帰りに吉田城くんの訃報に接す

箱根奥湯元の「はつ花」でトップマネジメントカフェのセミナー。 平川くんの主宰する経営者セミナーの講師にお招き頂いたのであ...


吉田城くんを送る

蒸し暑い京都に黒いスーツを着てでかける。 先週の木曜に川崎ヒロ子さんの葬儀に出て、それから一週間も間をあけずに、今度は旧...


「ここにいるはずのないやつ」と教師の要らないゼミについて

朝一で三宅先生のところに行くと光安さんがいる。 久しぶりですねとあれこれ話す。 光安さんはドッジボールをやって人差し指を...


オフなので、ばりばり原稿を書く

東京のるんちゃんから「父の日のプレゼント」が届く。 仕事が忙しくてなかなか郵便局までゆく暇がありません、もうちょっと待っ...


コミュニケーション失調症候群

ある雑誌に「コミュニケーション失調症候群」というタイトルで短い文章を書いた。 その掲載誌が送られてきたが、字数計算を間違...


波平の夏

二つ授業を終えて、三つ目の合気道の授業に向かうべく炎天下のキャンパスを道衣を入れた大きな鞄を抱えてよろよろ歩いていたら、...