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内田樹の研究室

小津安二郎断想(10)「記号が受肉するとき」

『早春』に付したもの。  小津安二郎は勤め人の経験がなかった。だからサラリーマン生活は小津にとっては一種の「ファンタ...


小津安二郎断想(9)「問うことの暴力」

『東京暮色』に付したもの。 『東京暮色』は小津作品の中で際だって暗い映画である。常連のコメディ・リリーフである須賀不...


小津安二郎断想(8)「コミュニケーションの深度」

『お早よう』に付したもの。   『お早よう』は私にとって懐かしい映画である。それが私の生まれた街を舞台にしているからであ...


小津安二郎断想(7)「戦争について語らない男の話」

『秋刀魚の味』に付したもの。  小津安二郎は軍人が嫌いだった。戦争末期、参謀本部に戦意高揚映画の制作を命じられた小津はシ...


Books
近 刊

  • ローカリズム宣言

    ローカリズム宣言

    地方移住のための情報誌「TURNS」で2年間ほど連載していたインタビューを採録しました。グローバル資本主義の終焉、少子高齢化による過疎化と限界集落化という現実を踏まえて、「地方移住・帰農・山河の回復」というオルタナティブについて提言をしております。
    昨日うかがった話では、地方移住支援のためのある NPO の窓口を訪れた人は去年一年で 25,000 人、10 年前の 10 倍にのぼるそうです。半数以上が 20 代 30 代とのこと。
    この趨勢はもう止まることがないでしょう。

    デコ/2017-12-07

  • 変調「日本の古典」講義

    変調「日本の古典」講義

    安田登さんと二人であちこちで行った対談の集成。話題は『論語』から能楽まで多岐にわたります。安田さんが何か驚くべきことを言うとこちらも負けじとさらに驚くべきことを言い、安田さんがそのような挑発を受け流すはずもなく、さらに驚くべき話で切り返す・・・という悪循環のうちでなんだかすごいことになってしまいました。

    祥伝社/2017-12-02