2004年12月


Archives

星降る六甲の夜は更けて

どたばたと大学の中を走り回ってゼミを二つ片づける。 四年生のゼミはもうあと残り二回。 このメンバーでこのゼミ室でわいわい...


謝辞と応援

いそがしさに取り紛れ報告を二点忘れていた。 一つは朝日新聞の書評に『他者と死者』が取り上げられたこと。 評者は詩人の小池...


全身ダンボ者

お稽古ごとが多くてたいへん。 「巻絹」の道順を覚えてなかったので(というかまだ教わってなかったんだけど、下川先生はそうい...


身体の逆説

ネットで自殺の相手を求めて、知り合った数名が車の中で練炭による一酸化炭素中毒で死ぬ、というのが「はやり」らしい。 ネット...


はしご学会

週末は学会が二つ。 土曜日は日本イスラエル文化研究会関西研究例会(神戸女学院大学)。 日曜日は大学教育学会(立教大学)で...


売れた新書が五万冊

ゼミ最終回。こういうふうにゼミ室でみんなとわいわいおしゃべりするのもこれが最後。 コミュニケーション感度の高い学生たちば...


これはびつくり

新聞を開いたら、「香川大教授、わいせつ容疑で逮捕」という見出しが目に入った。 あらまあ、大学の先生がまたですか、これだか...


ルーティン主義の復活

朝日の石川記者が『AERA』を送ってきてくれたので、ぱらぱら読む。 「ルーティンはたいせつだ」というお話で特集を組んでい...


脳による汎化とアナグラム

本願寺出版社のフジモトさんご推奨の池谷裕二『進化しすぎた脳』(朝日出版社)を読む(ほんとうは、本を読む時間があったら『イ...


三砂先生と会う

東京の朝日カルチャーセンターで、三砂ちづる先生(津田塾大学)と「身体性を超えて」というお題で対談。 三砂先生との対談は、...


読書および敬老の心について

みすず書房から封書が来て、あけたら読書アンケートであった。 「先生が2004年にお読みになった本のなかから、とくに印象深...


忙中閑あり

ひさしぶりの、ひさしぶりのオフである。 何も予定がない。 ありがたいことである。 さっそく掃除、洗濯、アイロンかけ。 手...


うれしいたより

二日続きのオフなので、がしがしと原稿を書く。 『文學界』に連載が始まった「私家版ユダヤ文化論」の2月号締め切りが年末進行...


困った人たち

今日は大学クリスマスなので、時間割がいつもと違う。 そういうことは、執拗に確認していただかないと、私のようにほとんど白昼...


守さんが来る

合気道のお稽古に「丸亀のロレンツォ・メディチ」こと「史上最強の呉服屋の若旦那」守伸二郎さんが遊びに来る。 守さんを最初に...


車は天下のまわりもの

朝早く本願寺出版社のフジモトさんから携帯にメールがあって、毎日新聞の朝刊の「2004 年この三冊」という企画で、養老孟司...


今日から楽しい冬休み

ようやく大学の授業が終わり、実質的に冬休みとなる。 もちろん冬休みと言っても、「オフなので、朝からがしがし仕事をする」と...


トートロジーとケリュグマ

一日がりがりと時間論の原稿を書いている。 直接的には 24 日の朝カルの仕込みなのであるが、「レヴィナス『時間と他者』の...


歯はたいせつに

朝からばたばたと朝カルの仕込みをしている。 こういう講演の仕込みというのは、ある意味「エンドレス」である。 講演草稿が出...


悪い兄たちが帰ってきた

『聖風化祭』という同人誌をつくっていた大学生のころ、平川くんはそこに詩と詩論を、私は身体論や表現論を書いていた。 私は「...


酒と死に寝の日々

朝カル最後の日。朝から必死で仕込み。 フッサールの『デカルト的省察』と『イデーン』の時間論のところをばりばり読む。 なに...


朋有り、遠方より来たる

朝起きて、ダイヤリーを開いたら「北海道新聞原稿締め切り」と書いてある。 おっと、忘れていた。 お題は「2005年の時代相...


うどんパワー全開

朝一の新幹線で東京へ帰る平川くんのために和風朝ご飯(ご飯、豆腐とわかめと葱のみそ汁、納豆、生卵、わさび漬け)をご用意する...


師走雑感

年賀状をだいたい書き終えて、ゲラの校正にとりかかる。 とりあえず短そうなものから…というので田口ランディさんとRe-se...


賞味期限と未来

中日新聞のインタビューのテープ起こしの草稿が送られてきたので、少し直しを入れる。 このインタビューは1月の中日新聞・東京...


今年最後のご挨拶

恒例の「年間重大ニュース」を考える。 あまりにいろいろなことがあった一年だったので、ちゃんと思い出せないけれど、とぎれと...