フランスから日本旅行に来ていたブルーノ・シャルトンくんと高橋芳枝さんが10日ほどの旅行を終えて、帰国した。
東京、京都と移動して、最後の二日は芦屋泊まり。
うちの隣の竹園ホテルに二泊して、二晩ゆっくりしゃべって飲んだ。
最初の夜は、ブルーノくんが食べたことのないという北京風水餃子を私が作る。
シャンペンで始めて、冷や奴と日本酒、餃子とビール、最後にディジェスティフにカルバドス。
二日目は三宮の國分さんのところへ行く。
『ステーキハウスKOKUBU』でブルーノくんが食べたことにないような神戸牛(おお、アンクロワイヤーブルです!)をごちそうして、ここでも生ビールをワイン赤白。
それからRe-setに移動して、スコッチとシガー。
さすがに二日続けの大量飲酒によって土曜日の朝は全身の血液がすべて肝臓においてアセトアルデヒド分解活動に従事しているため、それ以外の身体部位は機能していない。
ぼおおっとしながら車でおふたりを関空までお送りする。
車中ではあまり話がはずまない。
ふたりともぽつりぽつりと「帰りたくないね」「うん、帰りたくないね」と繰り返すばかり。
私は三週間もフランスにいると、「はやく日本に帰りたい!ラーメン食べたい、うどん食べたい、カツカレー食べたい」ともう帰心矢の如しなのであるが、彼らはどうも様子が違う。
このままずっと日本にいて、日本のご飯を食べて暮らしたいらしい。
ブルーノくんは初来日であり、あまりに期待が肥大しているので、出発前に「あまり期待すると失望が深いから、とにかく期待しないほうがいいよ。日本て、つまんない国だよ」とパリでさんざん言ってきかせておいたのであるが、期待にはちきれそうになってやってきて、その期待がすべて満たされてしまって、「ああ、日本はやはり夢の国です」と涙ぐんでいる。
関空で手を振って別れるときに、ふたりとも全身で「去りがたい」という思いを表現していた。
あれほど飛行機に乗るのを「いやがっている」人の姿を見るのは珍しい。
もうパリに戻って二日目になるはずだれど、きっと二人ともまだフランスに順応できず、浅草や金閣寺や鎌倉や嵐山やお好み焼きの話をして、日本土産をみつめてため息をついているのだろう。
気の毒である。
ブルーノくんたちは来年もまた来るそうである。
今度は予定を合わせて合気道の合宿に参加してもらう。
合宿なんか来た日には、楽しすぎて、「もうフランスには帰りません!」ということになるのではないかと心配である。
いずれ神戸でフランシュ=コンテ料理のレストランとワインバーを開きたいという彼らの夢が一日もはやく叶うことを願っている。
投稿者 uchida : 2006年09月24日 13:09
こんにちは、昨日地方紙の夕刊で、「止まらぬ大学淘汰 『市場の常識』なじまない」という記事がありました。フンフンと読んでいたら最後に先生のお名前がありました。なるほど、納得しやすい訳だと思いました。私は地方大学も女子大学も必要だと思っていますので、こういうことを言っていただくと有難いと思います。声を大きくしなくてもいいからあちこちでおっしゃって下さい。
今に日本の大学は現在のマンモス大学だけになってしまうかも、と考えるとすごく恐いと思います。現に受験生は早稲田も慶応も受験するという時代ですから、どこの大学も受ける人がおんなじではスクールカラーなんて言葉は死語になるでしょうし、経営だけを考える大資本の(こういう言い方は大学にはそぐわないと思いますが)大手のみになったら、教養なんて言葉はなくなってしまうでしょうね。大学は専門学校ではないはずなのに。大学にいるという事、学問研究に触れるという事が大事な事だと思います。何の資格が取れるかというような事は後からついてくることではないでしょうか。
18歳人口が減るのなら、50代60代で勉強したい人をもっと入学しやすいようにして中に入れてから鍛えるつもりで受け入れればいいのにと思います。今の若い人は勉強なんかしたくない人が多いようですが(勉強の面白さを知らないからだと思いますが)、今の中高年は勉強好きな人が多いですよ。親子で入学というのも面白いと思います。
余談ですが先生は綺麗な緑の多い大学にいらっしゃるのだなあと改めて思いました。大学は緑地でもあるというのは地方中小国立大学ではあまり感じられません。道路と建物ばっかりです。むしろ都会の大学のほうが緑地が多いかもしれませんよ。