スーパー忙しい週末

2006-05-16 mardi

たいへん忙しい週末。
土曜日は荷造りをしてから、合気道のお稽古へ。
たいへんな数の人が来ている。毎週ひとりずつ新入門の人がいる。
このペースで増えていったらえらいことである。

そのままソッコーで下川先生のお稽古へ。
「山姥」の謡をお稽古しているところにドクターと飯田先生がおいついてきたので、ドクターと「土蜘蛛」の仕舞のお稽古。
ドクターが頼光で私が土蜘蛛の悪霊。
私が蜘蛛の糸を頼光にまとわりつけて苦しめるのだが、名刀膝丸で足を切られて「いてて」と退散するというスペクタキュラーな仕舞である。
二人で汗をかきながらお稽古。

次はフレッシュマンキャンプ。
阪急六甲駅に6時集合という約束だったのだが、なかなか全員揃わない。とりあえず来たものからタクシーで上ってもらう。
最後に来た学生諸君を乗せて霧深き六甲山頂へ。
だいぶ遅れたけれど、先乗りの難波江さんととりあえず冷たいビールを飲みながらすき焼きを食べる。
すき焼きのあとはいつものヒアリング。
学生たちの大学選びにおける「イデオロギー性」について考え込んでしまう。
1時間ほどで解散して、あとはそれぞれで懇親して頂く。
私と難波江さんは白ワインなどを飲みつつ、老親の介護についてのディープな話から始まって、クリエイティヴ・ライティングのプログラムについて相談。面白い企画をあれこれ考えているうちに気がつけば深更。朝が早いのであわてて就寝。

6時に起きて、後事を難波江さんに託して、ひとりソッコーで下山。
家でシャワーを浴びて、着替えて伊丹空港へ。
9時25分の飛行機で庄内空港へ。
5月の第二週は父の命日で、鶴岡の宗傳寺へお参りにゆく決まりである。
庄内空港で羽田からの飛行機で来る母と兄を待ちながら、齋藤孝さんの『発想名人』の文庫版解説を書いて、そのまま送信。続いて、『ブルータス』の茂木さんとの対談の校正。
1時過ぎにお二人が着いたので、車でいつもの「寝覚屋半兵衛」で、麦切りとお蕎麦を食べる。
ずるずる。
たいへんに美味である。
とにかく量が多い。
腹がはち切れるほど食べてから、次は「本長」へ。
ここは鶴岡の名物漬け物屋であり、ここの味噌漬けは逸品である。
自宅用に三袋買う。
それから宗傳寺へ。
お墓のお掃除をして、住持さんにお経を上げて頂いて、本堂の墓参控えに「今年も来ました」と名前を記し、住持さんの淹れるぬるいお茶を頂いてから、いつものとおり、湯野浜温泉亀や旅館へ。
兄と露天風呂に入ってから冷たいビール。
母を交えて、日米関係の話、ビジネスの話、教育投資の話、総裁選の話、亡父の若き日の想い出などなど・・・延々と話し続ける。
兄のビジネスがこのまま成功裏に推移すると、数年後に私はスーパーリッチな株主になる可能性が高い。
そうなれば、芦屋に100畳の道場(能舞台付き)を建てるのも夢ではない。
兄ちゃん、がんばってね。
一夜明けて、快晴の海岸通りを走って庄内空港へ。
ドライブにでかけるお二人を見送って飛行機を待つ間に校正を送信。
昼過ぎに伊丹に着き、芦屋まで戻り、とりあえず一風呂浴びて昼寝。
夕方のろのろと起き出して、メールチェックをして一仕事。
ソッコーで大学に行って1時間杖道の稽古。
それから学部長会。
体育館とゼミ棟の話で2時間。
とりあえず大学サイドの大枠の計画がまとまる。
よかった。
なんだかやたらにせわしなく移動ばかりしている週末であった。
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