秋の演武会とエビオスの祟り

2005-10-28 vendredi

大学祭が始まった(といっても今日明日の二日間)。
恒例の合気道部・杖道会合同演武会を行う。
人数が多いので、番組をつくるのが一苦労である。
たぶん1991年の学祭が合気道部のデビューだったと思う(創部は4月)。
半年しか稽古していない人たちだけで演武会をやったのであるから剛胆というか無謀というか。
以来、途切れることなく今年で15回目。
しかし、世の中何が起こるかわからないもので、私はこれまで学祭のときは「教員はお休み」だと思い込んで、のんびり学祭を楽しんでいたのであるが(だいたい、学祭のときに来ている教師なんかほとんどいない)、実は金曜日はふつうの大学業務が行われており、行政職の先生方はちゃんと会議なんかもやっていたのである。
知らなかったぜ。
例年のごとく12時半開始で演武会日程を組んだのだが、1時から大学院委員会、2時半からは派遣学生の選考があると告知を受ける。
大学院委員会はフケちゃおか・・・と一瞬思ったのであるが、「出席者が少ないので定足数に達しない可能性がありますから、絶対来て下さいね」と、私の邪悪な下心を見通したかのように学長室から繰り返しダメ押しが入った。
では、1時に委員会にちょっとだけ抜けて、また戻ってきて、最後のところの師範演武に間に合えばいいか・・・と思ったら、今回の大学院委員会はたいへん議題が多いのでとても戻れないでしょうと脅かされる。
仕方がないので開始時間を30分早めて、巻きを入れて演武会を進めたのであるが、三分の二ほどしか終わらないところで会議出席の「お呼び」がかかり、仕方がないので、プログラムの途中に急遽師範演武を入れる。
説明も何もなしで、ただ大急ぎでぶんぶん投げておしまい。
汗をしたたらせ道着のまま会議室に駆け込んで、委員のみなさまから「白眼視」(というのはこういうものか・・・としみじみ実感)を浴びる。
演武会の方は私がいなくなったあとみんなが続けてくれたのだが、これだと「出棺したあとに焼香をしている」ような感じで、どうもことの順逆が整わない。
まことに宮仕えは切ないものである。
とはいえ、宮仕えしているからこそ、このような場所で昼間から演武会などして女子大生やOGたちと遊んでもいられるわけで、「いいことばかりはありゃしねえ」(@忌野清志郎)なのである。
明日は晴れてお休みなので、ゲストの気錬会のタカオくん、のぶちゃん、Pちゃんに甲南合気会のドクター、社長。そして、かなぴょん、やべっち、クー、すみっち、せとっち、大西さんなどもどやどやと参加して、たいへんにぎやかな演武会となる予定なのである。
御用とお急ぎのない方は、ぜひ岡田山まで遊びに来て下さい。
数日前に歯茎が腫れたと書いたらいろいろな方からお見舞いメールを頂いた。
ここにまとめてお礼を申し上げたい。
特によくコメント欄に寄稿してくださっているKenさんからは「エビオスとチョコラBBの大量投与」がこの手の病には効きますというサジェスチョンを頂く。
聞けば、エビオスには驚くべき副作用があって「X子がどばどば出る」のだそうである。
「X子」などがどばどば分泌された日には「煩悩の犬」がわんわん啼いてうるさくてかなわない。
とはいえ、歯茎の痛いのは商売に差し支える。
やむなく三日前からエビオスの大量投与を開始する。
本人に自覚症状はないが、私に仮に今後やや「レオン」系の言動が徴せられた場合には、それは「エビオスの薬効」であって、私のパーソナリティとはまったく関係がないということをあらかじめ告知しておくのである。
400万ヒットの前後賞、前回300万のときは前後賞1名からしか名乗りがなかったが、今回はちゃんと全員からオッファーがあった。
ネコマンガ本はこれから順次お送り致しますので、ちょっと待ってて下さいね。
次回は500万。
これは「大台」と申し上げてもよろしいので、「ネコマンガサイン入り本」の他に何か特別プレゼントをご用意しようかと思う。
このペースだと、来春3月頃だろうか。
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