『日曜日には鼠を殺せ』というタイトルの出典をご教示願いたいと書いたら、さっそくお知らせ下さった方がいる。
Richard Braithwaite (1588 - 1673) という人が “Barnabee Journal” というところで引用していたもので、そのさらにオリジナルもどこかにあるのだろうが、それは不明。
こんな戯詩である。
To Banbury came I, O profane one!
Where I saw a Puritane-one
Hanging of his cat on Monday
For killing of a mouse on Sunday.
「不信心なおいらがバンベリーに行った。
そこではおいらは清教徒のやつが
月曜日に猫を吊しているのを見た。
日曜日に鼠を殺したからなんだって」
(たぶん、そんな意味だと思います)
バンベリーがどういうところかは寡聞にして知らないけれど(バンベリー・バンという挽肉入りケーキが名物らしい)、安息日の日曜には猫が鼠を捕っても涜神行為とみなされるほどにストリクトな清教徒の街だったようである。
そこから転じて、「日曜日に鼠を殺した猫は月曜に清教徒に吊される」というのは「諸行無常、盛者必衰」を意味する英語の格言だったのである(嘘です)。
というわけで、映画『蒼ざめた馬を見よ』(Behold the Pale Horse) の原作小説のタイトル Killing a mouse on Sunday は『日曜日には鼠を殺せ』じゃなくて、『日曜日に鼠を殺すと』だったらよかったんですね。
越膳さん、ご教示ありがとうございました。
業務連絡です。
「さんじくひろば」というサイトができました。
アシュラム・ノヴァの「赤羽さんのペット」(@池上六朗)であるところの「そばアレルギー」の藤巻くんが作成するところの三軸修正法のためのサイトです。
『身体の言い分』についてのパブリシティもしてくれているので、みんな読んで下さいね。
http://blog.livedoor.jp/sanjiku_nova/
そういえば、松本でその「そばがらまくらで発作を起こす」藤巻くんをともなって、池上先生ためらうことなくまっすぐ「蕎麦や」に向かっていたな。
「邪聖」の称号はやはり池上先生のものだ。
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(2005-07-21 11:08)