合気道会の「鏡開き」。
納会は平日だったので、集まりが悪かったが、今回は三連休の初日なので、どやどやとお稽古から人が集まる。
30人くらいお稽古に来たので、さすがに広い柔道場も手狭である。
鏡開きと聞きつけて、京都から赤星くんが「牛乳焼酎」という奇々怪々なのみものを二升かかえて登場。
国分さんも牛肉の差し入れをしてくれた(美味しかったです! にんにくと醤油とバターで炒めて頂きました)。
稽古終了後そのままわが家に集まって、古式に則り「ぜんざい」と御神酒を頂いてから宴会に突入。総勢20数名。
午後3時半から宴会が始まったので、日が暮れるころには全員「何を言っても爆笑の『わしどーでもえーけん』状態」となる。
そのうちなぜか「懐メロ大会」となり、ユーミンやサザンを聴いているうちにさらに「ディスコ大会」となり、ウチダの指導により全員参加の「ステップ学習会」が開かれる。
ダンスのステップは合気道の足捌きに通じるものがあり、これがすらすらすいすいとできないようでは、合気道もなかなか習得しがたいのである。
そのままわいわいとしゃべっているうちに深更にいたり、私は午前2時半においとましたが、7人はさらに歓を尽くして、わが家に沈没。
客用寝具が一人前しかないので、女子5人(かなぴょん、くー、おいちゃん、ウッキー、しおちゃん)はそこにかたまって暖をとり、男子ふたり(Pちゃんとドクター佐藤)はフローリングで臥したらしい(ドクターは私の家から歩いて五分のところにお住まいなのに、わが家の床に倒れていた。よほど去りがたかったのであろう)。
昼近くに起き出して、守さんからいただいた「讃岐うどん」12人前をたいらげ、さらにお茶をのみながらぐだぐだとしゃべり続け、結局、前日の稽古から数えて連続25時間遊んで散会。
むかし芦屋の山手町のころは、合気道の宴会のあと朝起きるとわが家に10人くらい学生がごろごろ寝ているということがしばしばあった。さすがにウチダも齢知命を過ぎて「徹夜の宴会」というのが体力的にきつくなり、終電まえに解散を宣言するようにしていたのであるが、昨日はまことに愉快な会であったので、ついつい夜更かしをしてしまった。
年末から続いた「宴会シリーズ」もこれでいちおう打ち止めである。
「空き瓶」を年末に出しそびれたので、この一ヶ月の間にわが家の宴会で開けたワインボトルがベランダに山積みしてあるが、そのままワイン屋が開けるほどの本数である。
よくぞ、これだけ飲んだものだ。
さ、明日から心を入れ替えて、仕事に邁進しよう。
でも、今日はもう眠いから寝ちゃうのだ。
IT秘書のイワモトくんが「シグマリオン3」を購入して、設定までしてくれたので、今日からシグマリオンは二世代目となった。
前の「シグマリオン2」はバックアップのバッテリーがなくなったという表示が出たので、芦屋のDOCOMOで「バックアップバッテリーちょうだい」と言ったら、「うちじゃ売ってないです。電気屋で買って下さい」といわれたので、不審に思いつつもセイデンで電池を替えたのであるが、そのうちデータが全部消えてしまった。
私が電気屋で替えたのはバックアップバッテリーではなく、「バックアップバッテリー交換時のバックアップ用電池」だったのである。
もちろん、メカのことを何も知らずにそういうことをする私も悪いが、仮にも自社製品の純正部品を買いに来た客に、「それはそこらの電気屋で売ってます」と返事をする芦屋のdocomoの兄ちゃんもいかがかと思うぞ。
ともあれ、シグマリオン2のデータは全部消えてしまったし、なんだか「あや」がついたので、この機会に(ドクターもご愛用の)シグマリオン3にヴァージョンアップすることにした。
シグマリオン3は4万円ほどのモバイルで重さも文庫本3冊分ほどしかないが、モバイルながらキーボードの両手打ちができるので、ノートパソコンと同じくらいの仕事ができる。
先代のシグマリオンもずいぶん活用した。『映画の構造分析』の半分くらいはホテルの部屋や駅の待合室や新幹線車内でシグマリオンに打ち込んだのである。
ポータブルな原稿書きツールとしてはこれにすぐるものはないであろう。
「はいお疲れさん」とシグマリオン2を「不燃ゴミ」のバケツに捨てようとしたら、イワモトくんがその袖をはっしと捉えて言うには「センセイ! これ、バッテリー替えれば、まだ使えるんですよ! 誰か欲しいひとにあげましょうよ」。
こんなもん欲しがる人がいるかね、と申し上げると、イワモトくんは例のごとく深くゆっくりうなずきながらこう言ったのである。
「ホームページの100万ヒット記念の景品にするのです」
ちなみに、イワモトくんが考えた「100万ヒット景品」案とは
100万ヒットピタリ賞 → 先生サイン入り新刊(100万記念ネコマンガ付き)
前後賞 → 先生愛用シグマリオン2(若干、あるいは相当のメンテナンス要)
先生特製ドレッシング(クール宅急便にて)
前々後々賞 → 長屋の方から何か一品
あるいは先生の家に溢れるお酒一本。
★当該件数にカウンタの画面をスクリーンショットで保存して(PCにはそういう機能があります)先生までメールを送っていただく。
せっかくの100万件ですから、お祭りもよろしいのではないでしょうか。
特にピタリ賞はファンの方としてはかなり嬉しいものだと思います。(一ファンとして、)
彼の予測によると、カウンターが100万の大台に乗るのは75日後だそうである。
でも、あれこれ梱包して宅急便で送るって、なんだかめんどくさそうだね。
「特製ドレッシング」なんていっても、酸っぱいだけだし。
(あ、「そういうこと」は全部秘書がやってくれるのか)。
うむ、任せた。よいように計らってくれ給え。
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(2004-01-10 00:00)