12月28日

2003-12-28 dimanche

ようやく年賀状書きが終わる。
これで煤払いにつづいて、年度末のお仕事の山は越えたわけである。
今年は年末のかたづけが順調である。
最大の懸案はレヴィナス『困難な自由』の翻訳であり、これは数年前から「今年中には必ず訳稿を上げます」と中根さんに「男の約束」をしていながら果たせずに来た、因縁のお仕事である。
もともと改訳であり、未訳の部分は200頁ほどであるので、ふだんの私であれば、3月もあれば仕上がるものであるが、なにしろレヴィナス老師のご高著である。
鼻歌まじりでほいほいと訳すことが許されない。
斎戒沐浴酒食を断ってというほどのことはないけれど、「よし、今日はレヴィナス先生のために一身を捧げるぞ」というような凄絶な覚悟がないとなかなか取りかかることができないのである。
他の仕事なら、二日酔いのバカ頭でさくさく原稿を書いたりできるんですけどね。
というわけで、一日スケジュールが空いていて、体調も頭のぐあいも絶好調という日に限って翻訳をしているので、ぜんぜん進まない(そんな日、一年に何日もないからね)。
しかし、そんな悠長なことを言っているうちに、今年も終わってしまい、またも約束は反古にされたのである。
うう、まずい。何がなんでも年度内には仕上げねば。

ばたばたしているとウッキーから電話があり、合気道部OGの沢奈緒さんのお父さんが急逝されたという連絡が入る。
本日が通夜というので、あわてて支度をして、ウッキーと江口ちゃんを車に乗せて、加古川まで阪神高速、第二神明、加古川バイパスを西へ。
お父さんは享年57歳。肝炎で入院中に急変して亡くなられたとのこと。
嗚咽する沢さんにかけることばがない。
大学の合気道部を創部して13年。部の関係者の葬儀に参列したのは今日がはじめてのことである。
ご冥福をお祈りします。
--------