今年最後のお勤めである。
授業が三つと委員会が一つ。
午後8時まで働いて、ようやく冬休みになった。
深い解放感を感じる。
あとは年賀状とすす払いだけである。
年賀状のような「虚礼」を廃止した方や、ひごろお掃除をきちんとされているのですす払いのようなことをしなくてもよい方と違って、ウチダは、ありとあらゆる「虚礼」について、その人類学的起源を問わずこれを遵守するという立場であり、またふだん掃除を手抜きしているので、年末はひたすら年賀状書きと掃除で明け暮れるのである。
しかし、年賀状にネコマンガを描き終え、家のなかがつるつるぴかぴかになったあとに明窓浄机に端座してすらすらと書く学術論文というのは、これはまたたいそう気分のよいもので、夏休みとはまた趣の違う種類のアカデミック・ハイが訪れるのである。
その日をめざして、さっそく本日から掃除。
2月に引っ越したときに段ボール箱を納戸にほいほい放り込んだままにしてあるので、実は「引っ越し」そのものがまだ終わっていない。
本日が納戸と寝室とバストイレの掃除。明日24日が書斎と居間。25日には納会があって台所ががちゃがちゃになるので、台所の掃除は26日。そのあと年賀状300枚の印刷と宛名書きという予定である。
さ、がんばらねば。
--------
(2003-12-22 00:00)