9月10日

2003-09-10 mercredi

東京から帰って、そのまま仕事。
よく働くなあ。
中央公論の来月号の表紙が甲野先生なので、そのキャプションを800字。
来月の芦屋川カレッジでの講演のタイトルと二行広告の文案を考える。
似たような趣旨の講演をこの秋にあと数回やることになっているので、どれがどれだか分からない。きっとあちこちで同じ話をして「ウチダ、ぼけてんちゃうか」というご批判を浴びることは必至なのであるが、こっちだってそんなに次々新ネタはおろせない。
「なんだい、また『寝床』かい」
ま、そうおっしゃらずに。

BABジャパンから池上六朗先生の『カラダ・ランドフォール』が覆刻されることになったので、その「解説」800字を書く。
書きたいことがたくさんあるのだが、800字じゃ、ほとんど書けない。

自由が丘道場の荒井さんから標記のイベントのご案内がとどく。
業務命令以外でも在京の合気道会関係者は万障お繰り合わせの上、参加するように。
この顔合わせはまじですごいよ。
いわば、志ん生と文楽が『唐茄子屋政談』の前半後半を演じ分けるというか、ジョン・レノンとエルヴィス・プレスリーが DEVOTED TO YOU をハモるというか、一生に何度も見られるというもんじゃない。
私はさいわい前日に国技館である(光岡英稔先生に岡山で秘打特訓を受けて必勝を期す)勁本田選手の世界タイトル戦(わくわく)に、三宅先生のお供で上京中なので、すばやく参加申し込みをしたのである。