6月22日

2003-06-22 dimanche

志木合気会15周年記念演武会ならびに祝賀会。
志木合気会は故・樋浦直久師範が開設された道場である。樋浦さんの死後は門人の三輪明さんが「跡目」を継いで、樋浦さんとは自由が丘道場同門の明心会の亀井格一師範を迎えて稽古を続けられ、おおぜいの会員を擁する堂々たる道場をもり立てられている。
樋浦さんは多田先生の最古参の門人のおひとりであり、温顔篤実の古武士の風貌をたたえた実に温厚にして豪放な武道家であった。私はこの自由が丘道場の先輩が大好きであり、またよくかわいがっても頂いた。
樋浦さんのご葬儀には病気で欠礼してしまったので、今回は樋浦さんへの供養のつもりで志木合気会の演武会に出させて頂いた。
受けは気錬会の工藤俊亮三段にお願いする(こういう折りにちゃんと気心の知れた方に受けをお願いできるように、日頃同門の若手のみなさんとは「多田塾研修会の帰りに生ビールを呑む会」仲良くさせていただいているのである)
亀井師範に「ウチダくん、今日の演武、なかなかよかったよ」とほめて頂く。いつも五月祭で二日酔い演武をご披露しているので、おそらくそれよりは出来が良かったのである(受けの工藤くんも「いつもよりたくさん飛んで」くれたし)。
祝賀会では窪田、山田、亀井、坪井の先輩方にご挨拶し、笹本、今崎、小野寺、小堀、大田といった自由が丘道場の懐かしい顔のみなさんとも歓談できたし、多田先生とも長い時間ごいっしょできたし、まことに有意義にして愉快な一日であった。
でも、さすがに帰りの新幹線ではぐったり。次の上京は7月6日である。