5月17日

2003-05-17 samedi

多田塾「国際気の錬磨」講習会のために代々木のオリンピック記念青少年総合センターに世界各国からの門人200名が集合。
本学からはウッキー、クー、おいちゃん、溝口さん、セトッチ、イクシマ君、森川さん、それにドクター佐藤と鹿児島からの梁川君と総務省出向中の石井君。かなぴょんは内古閑くんといっしょに気錬会から参加。
16日の科別教授会をこそっと抜け出して6時に新大阪で佐藤君と待ち合わせ。タケノコ弁当とビールとワインを買って乗車。電車が動き出すと同時に「かんぱーい」でそのまま宴会モードに突入。途中でシーバスを買い足して、ほろよいで東京着。原宿からタクシーで宿舎へ。受付で多田先生にお会いして瞬間的に酔いを醒ましてご挨拶。
坪井さん、スイスの菅原さん、気錬会の工藤くんたち、早稲田の西尾くんたちがてきぱきと仕事をしている。うやうやしカードキーをいただいて「では、おやすみなさい」と多田先生に一礼して宿舎に行く。

とはいえ、まだ午後10時、寝るにはちょっと早い。部屋に荷物を放り込んで「じゃ、軽く街に出ますか?」と早めについたウッキーとイクシマ君を誘って出ようとしたら気錬会の諸君がぞろぞろと廊下を歩いてくる。

「ウチダ先生、これからおでかけですか?」
と例によって工藤君にあの屈託のない笑顔でぴりしと先手を取られる。
「夢の印税生活、いかがです?」
そこまで先の先を取られては逃げ場もない。

「じゃ、今夜はおいらの奢りだ。五分後に下でね」と約束してエレベーターに向かったら、お部屋に入る多田先生とはちあわせ。先生が苦笑されている。一部始終を聞かれてしまったようである。しどろもどろにお休みのご挨拶をしてあわてて階下へ。
気錬会の工藤君、鍵和田君、豊田君、木野君、井上君と総勢9名で連れだってぞろぞろと1月「ラジオ深夜便」の打ち上げで行った渋谷の CAFE MONSOON へ。
サンミゲルやワインをくいくい飲んで、串焼き、カレー、ビーフンなどを貪り食い、清談。
明日が早いので、12時には切り上げておとなしく就寝。

今朝は8時起き。食堂にあがると多田先生がおひとりでご飯を食べているので、さっそくご一緒させていただく。
先生と天気のこととか、とりとめもないお話をして、朝からたいへん幸せな気分になる。
本日のお稽古は午前中が呼吸法と杖。午後が杖と気の錬磨、夕方から倍音声明。
声明のときには声を出しているうちに気持ちがよくなって、何度も短い睡眠に落ち込んでしまう。
辺りを見回すと、K野君は身体を半分に折って爆睡状態。Kなぴょんも気持ちよさそうにうつらうつらしている。隣のK藤君はと見ると、痙攣しながら適宜断片的睡眠をむさぼっている。(それぞれの名誉のために名前は伏せ字とさせていただきました)
そのあと記念撮影をして、部屋に戻る。
なんでも「早め」のウチダは速攻でシャワーを浴びると佐藤、梁川両君を拉致してレストランに一番乗り。とりあえず「生中」(残念ながら梁川君は持病の膵臓炎がよろしくなくて禁酒だそうである)
支度の早いウッキーとイクシマ君が来て、そのままレストラン終業の10時までわいわい騒ぐ。
講習会とは言いながら、設備はホテル並だし、レストランはあるし、友人たちはそこらじゅうを行き来しているし、まことに快適である。こういうことをいってはなんだけど、なんだかリゾート気分である。