4月22日

2003-04-22 mardi

院長理事長から人件費削減についての「説明会」がある。
二時間余にわたる「大衆団交」的なミーティングであったが、院長理事長の構想をクールかつクレバーに支援的に「説明」できる人が学院側に一人もいないということにうら哀しい思いがした。
学内合意形成のために働く「手足」がない状態で学院経営をしなければならない松澤先生が気の毒になってきた。(いまの「手足」は学内を真意はともかく、結果的には紛糾させる方向にしか働いていない。悪いけど)
人件費削減についての労使の原則合意はもうできているのである。(石川委員長もそう言っていたし)
だから、あとは情報公開をきちんやって、財務内容を「みんなに分かるように」説明して、希望のもてる将来構想を練り上げて、「そこをめざして、みんなでがんばりましょう」というふうにまとめれば、個々の施策についての学内の意思統一はそれほどむずかしい話ではないと思う。(みんなもそう思っているはずである)
大学の健全経営による雇用確保は教職員みんなの願いである。
同じ方向を向いていっしょにやりたいのに、なぜか「対立」だけが表面化してしまう。
切ないことである。
このあとの組合と常務委員会の話し合いが生産的な議論になってくれることを切望するばかりである。(石川せんせいがんばってね)
しかし、このような重大な経営問題について、教職員の意思表示のためにきちんと作動しているパイプが組合ばかりというのは問題だと思う。
大学教授会は総合文化学科からの「遺憾の意思表示」決議要請に対して、ずいぶんもっさりした対応だった。
あれでよいのであろうか。