次々と送り込まれるゲラ校正に明け暮れる。
新曜社のゲラを直しているところに、大阪弁護士会の会報のロングインタビューのゲラが届く。来週には『映画の構造分析』のゲラが出ますと晶文社の安藤さんから電話がある。
朝日のeメール時評最終回の締め切りも明日。
医学書院と柏書房と本願寺出版社と洋泉社からキックが入る。(本願寺と洋泉社からのキックはかなり「きつめ」である)
NHKから「人間講座」という番組で現代思想の講座をどうかというオッファーが来る。
「新規受注はいたしません」とお断りする。
とても感じの良いオッファーのしかただったし、制作者の熱意も伝わってきたのであるが、いまの私には番組用のテキストを書いて、テレビに出る暇はない。自己評価委員会のレポート二種類と、総文シンポの原稿と、『トップ100校』のラフプランを今週中に仕上げないといけないし、四月からの授業の「仕込み」もまだ何もやっていない。レヴィナス論も春休みのあいだに書き上げないと、次はいつ取り組めるか、見当もつかない。
あああ、忙しい。
そこへリクルートの受験生雑誌のインタビューがあるので、ネクタイをきりりと締め上げて大学へでかける。
高校二年生のための進学案内号だそうである。
高校生に「神戸女学院大学に行きたい!」と思っていただけるように、「うちの大学は愉しいよ」と1時間必死にアピールする。
ああ、疲れた。
いったいどこが「春休み」なのであろう。
フジイ君が『おとぼけ映画批評』を更新してくれた。大変読みやすくなりましたので、お暇な方はご笑覧下さい。最近書いたのはデヴィッド・リンチ論です。
(2003-03-10 00:00)