2月17日

2003-02-17 lundi

引越。
昨日のうちにあらかた荷物は積み出してあるので、搬出は簡単である。
ウッキー、森川直さん、佐藤友亮さんの三人が朝から来てくれる。
ぱたぱたと片づいて、10時前に出発。
快晴の引越日より。
芦屋に着くと、街レヴィ派の橘さん、国分さん、小林さんが、京都からは京大合気道部の赤星くん、うちの合気道会の溝口さんと田岡さんが来てくれる。一仕事してお昼ご飯をすませたころにゼミ生の近藤真季さんと京都の "自称弟子" 宮武さんも参加。これだけの大人数だと仕事が早い。
シェフとソムリエは厨房にこもって、すべての台所用品をここを先途とぴかぴかに磨き上げる。(街レヴィ派のみなさんからは引越祝いに「チューリップ」までいただく)

聞くところでは、橘さんと国分さんは共同経営で「リストランテ・ジャック・メイヨール」(仮称)をこの春にはじめられるそうである。ヨーロッパの「カフェ」みたいなスタンドとボックス席のあるお店にしたい由。
新装ジャックの最初のイベントは「『疲れすぎて眠れぬ夜のために』の出版記念パーティである。
これまでウチダは「出版記念パーティ」というものをやったことがなかった。(だって、どうせいつもうちで宴会やってるメンバーなんだから)
しかるに、この一年ほど、いろいろな新しい読者とお知り合いになったが、この方たちをいきなり自宅の合気道宴会にやゼミ宴会にお呼びするというわけにもゆかない。
その結果「どーしてもウチダと宴会をしたい人たち」は合気道に入門するか、私のゼミ生になるか二者択一というきびしい選択を強いられたのである。(その無謀な選択の先陣を切ったのが、街レヴィ派の "哲学するソムリエ" 橘さん、"哲学するシェフ" 国分両氏、"哲学する内科医" 佐藤さんらである)
しかし、合気道にはぜんぜん興味がないし、ゼミ生になるのもちょっと恥ずかしいという方もおられるであろう。
そういう方々のために「出版記念パーティ」というものをやってみようと思い立ったのである。
うちの宴会であれば一品持ち込み会費ただであるが、ジャックでやるとなるとそうもゆかない。
いずれ橘さん国分さんとご相談のうえ、本ホームページ上にて日時場所ドレスコードなどを告知するので、参加希望の方は見落とさないようにね。

閑話休題
みなさんのおかげで、あっというまに片づいて、なんだかやたらにきれいな家になってしまった。
午後五時に仕事が終わって、みんなでぞろぞろイカリに買い物に行く。今日は鉄板焼き。
ご飯の時間にかなぴょん、フジツカさん、マチコさん、吉永さんが合流。引越祝いに巨大な「さぼてん」の鉢をいただく。
さっそく宴会になるが、ここではじめて参加者の自己紹介が行われる。
宮武さんは「かなぴょん」とか「ウッキー」とかホームページ上有名人の実物を見て感動している。
「わあ、なまぴょんだ」
ウッキーは小林さんを実見して、「なんで、『私が株屋の美女です』って最初に自己紹介してくれなかったんですか」とむりなことを訊いている。
そんなこと自分では言えないだろが。
11時すぎまでわいわい騒いで、無事みなさんお帰りになる。こんどは駅が近くて便利である。
みなさんどうもありがとう。