いよいよ明日引越。
クロネコヤマトの「らくらくパック」なので、前日のうちに搬出の方はほぼ終わってしまった。
明日の午前中に残った大物(冷蔵庫、テレビ、パソコン、ベッド)を運び出しておしまいである。
つまり、現在、私の家には冷蔵庫(すでにカラ)とテレビとホットカーペットとパソコンとベッドしかないのである。
がらんとした3LDKにこれだけ。
しかし、これが実にせいせいしていて気分がよろしい。
といっても、服と本以外のものはほとんど今日「廃棄処分」にしてもらってしまったので、明日からの生活も、これと大差ない。
今回は机二つ、椅子二つ、洋服ダンス二つをはじめとして家財の約3分の1を棄てた。
服と本も、過去二年着ていないすべての服とともに、二度と読まぬであろうすべての本(吉本隆明、大江健三郎、埴谷雄高、澁澤龍彦などわが60年代的蔵書)もまたこの二度の引越を通じて消え失せた。
「えー、そんなもったいない・・・」と思う方もおられるだろうが、読みたければ身銭を切って新刊を買いなさい。(いまはどの本だって新刊で読めるんだから。『永久革命者の悲哀』とか『工作者宣言』なんかはもう手には入らないだろうけど、若い方がいま読んでも「時期はずれ」の本である)
残ったのは繰り返し読む愛読書と古典と仕事関係だけ。
学生時代からの研究ノートもファイルもぜーんぶ棄てた。
パソコンもハードディスクごと二台棄てた。
実にさばさばしたものである。
(2003-02-16 00:00)