9月13日

2001-09-13 jeudi

無事にシャルル・ドゴール空港を後にして、一路日本へ。所要時間 11 時間ちょっとで行きとあまり変わらないのだが、時差の関係があって、帰りはうまく寝られない。
パリに着く時は夜着くので、そのままちょっとがんばって寝てしまうと、翌日からはふつうに暮らせるが、日本に着く時は朝つくので、そのまま夜までがんばるのが大変である。
いま午後4時である。あと6時間くらいは起きてないといけない。
しかし、あたまがぐるぐるして、仕事なんかできない。
メールを空けてみると 79 通たまっている。
これを読んで返事をしているうちに夜になるかも。
返事が必要なものから順番にメールを送っておく。

大学に無事到着の報告をしたら、折り返し大学院の博士課程の申請が「補正条項なし」で、受理された由、上京していた東松事務長から事務室に連絡が入っていた。
念願の博士課程がついに予定通り来年開設の運びとなったわけである。
今日文部省の補正条項を承って、それに応じるべく、人事やら作文の手直しやらを短期間のうちにしなければならない。下手をすると来年の二月ころまで持ち越すか・・・と覚悟を決めていた仕事が全部なくなったのである。「終わった」のである。

なんだか拍子抜けしてしまう。
苦節何年だかもう忘れてしまったけれど、とにかく、喜ばねば。(あまりに長期にわたる作業だったので、なんだか実感がわかない。)
それにしても、2001 年は、娘の旅立ち、ライフワークの完成、武道家引退、といろいろなことが「終わる」年であったが、懸案の博士課程申請も終わってしまった。
帰国早々、朗報で迎えられかたちである。今夜はブザンソンの諸君にいただおた、お土産のカルバドスでひとりで乾杯だ。