いよいよブザンソンを去る日が来た。うす曇の朝、ブルーノくん、ヴィンスくん、ユリさん、がホテルまでてくれ来る。そのままバスで SNCF の駅へ。そこへサトカさんと、私たちと同じ TGV でパリへ発つ越くんご一行4名も合流。駅は写真をとるひとたちで大賑わいである。
同じ日に、私たち 13 名と越くんのお友達3名とマルレンが一斉にブザンソンからいなくなってしまう。
バカンスが終わり、祝祭の夏が終わる。
動き出した TGV の窓からブルーノくんとユリさんの泣き顔を見ていたら、ちょっと切なくなってしまった。
うす曇のパリへ到着。リヨン駅で再会を約して越くんたちご一行と別れる。
ホテルに着いてもなんだか気力が出ないで、そのまま寝入ってしまう。
学生諸君も「どっと」疲れが出たらしく、ばたばたと病みついてしまった。
私もお腹がぐるぐる言って、少し熱っぽい。
7時に起き出して学生6人とバスでオペラへ。オペラ座前で越くんたちと待ち合わせをして、「ひぐま」へ出かける。
味噌ラーメンと餃子を食べたらなんだか元気になってきた。
しかし、お酒をつきあってくれる人がいないので digestif はあきらめて、「夜のルーブル」を散策する越くんたちと別れてホテルへ戻る。
熱いお風呂にはいって、少し人間らしくなり、そのままベッドに横になってフランスに来て二度目のテレビを見る。「全部できたら 100 万ユーロ」という番組をやっている。司会のおじさんが「C'est votre dernier mot?」とたずねると「Oui, c'est mon dernier mot」と答える。分からないと知り合いに電話をしたり、会場の客にアンケートをとったりする。みのもんたがやってるのとおなんじである。
日本のテレビ屋さんはこうやって海外の高視聴率番組をチェックして、まるごとぱくっているわけである。
ケーブルテレビでは「Xファイル」や「バフィー」をやっている。
パリに来た外国の「おのぼりさん」用に、イタリア語とドイツ語の低俗番組も放映している。バカのバカさは世界共通である。
(2001-09-08 00:00)