1月14日

2001-01-14 dimanche

昨日は神道夢想流杖道正道会の入門式。
門弟録に筆で記名して、師弟かための盃を交わし、神前に礼、という古式ゆかしい儀式が滞りなく行われた。
昨今の武道で古流伝授に際してここまできちんとやるのは珍しい。鬼木先生の意気込みに一同襟を正し、稽古に精励する誓いを新たにする。
しかし、式後「直会」に及ぶや、それまでの粛然とした雰囲気は会員たち宿業の「宴会体質」によってたちまちのうちに掻き消されたのであった。
あるものは笑いさんざめき、あるものはすき焼きを貪り食い、あるものはワインを鯨飲し、あるものは説教をかまし、あるものはゲロを吐き、鬼木家の静かなたたずまいはたちまち阿鼻叫喚絵図と化したのである。
鬼木先生、ご一家のみなさまのご歓待に甘えて、どうもお騒がせ致してすみませんでした。深くお詫び申し上げます。
しかし、そのあとも、酔っぱらいたちは武庫之荘駅頭においても、さらに狼藉の限りを尽くし、ゆきずりのカップルにからみ、線路をはさんで叫び合い、車中ではアイスクリームを食べ散らかし、ひとびとの白眼視を浴びたのである。
粛々と稽古に打ち込む姿と、アナーキーな酔っぱらいぶり、彼女たちのこの二面性はいったい何に由来するのであろうか・・・と思い悩むまでもなく、彼女たちはみんな私に似てしまったのであった。すまない。