12月26日

2000-12-26 mardi

今年は煤払いに合気道部員+オガワ亭主人=9名の参加を頂いたせいで、あっというまに大掃除が終わって、家中ぴかぴかになってしまった。
ほんとうは夕方までやって、それから街に繰り出してみんなにご飯を奢って上げようと思っていたのであるが、人海戦術の甲斐あって、二時ころには終わってしまった。
そのあと、みんな宴会残りのケーキやカクテルバーなんかで「ほっこり」しはじめ、私が捨てようとしていた文庫本などを読み出しので、私もすっかりだらけてきて、はやくお風呂にはいって髪洗ってさっぱりした服に着替えてビール飲みたくなったので、そのまま解散してしまった。
去年はお礼に「シャンティ」のインド料理を奢って上げたのであるが、期待していた諸君ごめんね。
しかし、みんなのおかげで今年は順調に年末雑事が片づいた。
ウッキー、佳奈ちゃん、おいちゃん、クー、江口さん、澤さん、ごんちゃん、山田さん、小川さん、みなさんどうもありがとう。(ウッキー、期待の鴨鍋食べ損なってしまいましたね。鴨は私が昨日ひとりで水菜、豆腐、こんにゃくといっしょにお鍋にして「スマスマ」を見ながら食べてしまいました。めちゃ美味しかった。)

あとは年賀状を250枚書いて、宴会を二つこなすだけである。
一つは28日の「極楽スキーの会・チーム変わり者・グループ岡田山の良心・ジェンダー研究会」共催の大忘年会である。これはオガワ亭主人の懐石フルコース(会費・時価)である。ワインも三杉、ナバエ先生あたりが「ボディーのしっかりした、ブルゴーニュの、ふふふの赤」などをご持参下さるはずである。
当日の「垂涎めにう」をお知らせしましょう。

前菜     柚釜いくらと銀杏の卸し合え
八寸     九条葱と赤貝の芥子酢味噌あえ
(五種盛)  百合根最中
         丸十和え
         生麩盛り合わせ
         林檎カン
造り    さごしのきずし
         河豚の皮の湯引き
         旬の魚
吸い物  海老真蒸
焼き物    銀鱈の味噌漬け
煮物     聖護院大根
        海老芋の揚げ煮
        南瓜
        あん肝の湯葉巻き
        蓬麩
蒸し物    蕪蒸し
御飯物   むかご御飯
香の物

以上。美味しそうだね。この美食をほおばりつつ、神戸女学院の明日について語り合おうという趣向である。

二つ目の宴会は年末恒例「仏文関係者忘年会」。
今年は JIRO 先生のお宅にお願いした。(さすがにあまり宴会が続くとウチダもマンション近隣の「世間の目」というものが痛いのである。)
それで「公務」はぜんぶ終わり。あとは映画を見て、本を読んで、レヴィナス論を書いて過ごす楽しい冬休みである。
なお、ウチダは年始挨拶に1月1日から5日まで東京に行っておりますので、年内の日記の更新はこれでおしまい。(このホームページは大学の研究室のマックで作っているので、うちからは更新できないのであります。近況につきましては、ホームページの「メッセージボード」をご覧下さい。)

旧世紀中はいろいろお世話になりました。
では皆さん、楽しい新世紀をお迎え下さい。