朝、研究室のドアをあけて中に入ったら、机のうえにメモがあった。
時間が押していたので、ちらっと一瞥すると「・・・かさを・・・りました。 小川」とだけ読める。
「・・・かさ」の前には本があってその前が見えない。
「愚かさを悟りました。 小川」
と私には読めた。
はて、小川さんは、いかなる愚かさを悟られ、いかなる叡智に達されたのであろうか。もしかすると、私のような人間を師匠としてきたことの愚かさについに思い至って、新たな知の荒野をめざして冒険の旅に出ることにしたのだろうか。(わくわく)
そのへんのことを詳しく書いてもらわんとのう。
よく見たら「かさを借りました」だった。
(2000-05-12 00:00)