ウッキーとBBSで「駄洒落」について話しているうちに、頭の中が「駄洒落」で充満してきてしまった。
ジロドゥだかアヌイだかの戯曲で、登場人物たのうちの誰かがアレクサンドラン(12音節)でしゃべり出したら、それがみんなに伝染して最後に全員が古典詩の節回しで話し出すというエピソードがある。
同じことが日本語の場合もあって、七五調で話し出して、そのリズムに身体が合うと止まらなくなる。
「韻文で、話し出したら、止まらない」のである。
と言う話を庄司薫さんがどこかに書いていた。
駄洒落も同じような感染性がある。
一度言語回路が「駄洒落」モードになると、あらゆる単語について無意識的に同音異義語を探すようになる。
今日は、午前中から銀行にいったり、石井内科で血圧を測ってもらったり、合気会広島県支部に粗品を送ったり、とばたばたしていたのだが、そのあいだずっと頭の中では「人名駄洒落」が渦巻いていた。
こういうの。
アンナさんに命じられた今夜の晩御飯のメニューは?
「アンナ、カレー煮な」
ハーヴェイさんに編集者が原稿の催促の電話をかけてきました。催促の言葉は?
「ハーヴェイ、書いてる?」
うーむ。
かなり重症。
(2000-04-25 00:00)