23 Sept

1999-09-23 jeudi

明日から日曜まで合気道部の合宿ですので、しばらくホームページは更新されません。「ブックレビュー」でも読んでて下さい。
合宿は例年通り、神鍋高原名色ホテル。今年はすごく暑いので、ちょっと心配。
札幌から瀧さんが登場。さっそく稽古。今年のはじめから稽古をしていない由。
「何の道でも、毎日こつこつ持続することが大事で、いっとき寝食を忘れて打ち込み、また違うことに打ち込む、というような修行の仕方では何をやってもものにならんぞ」と車の中で説教。逃げ場がないので、瀧さんは耳を押さえてのたうちまわっていた。
「ああ、先生やめてください。それは私自身がいちばん身にしみていることなんです」
「ばかもの。自分自身がいちばん身にしみていて、それだけはひとに言われたくないことを言うから説教になるのではないか」
と、さんざんにいぢめる。
ひとをいぢめた罰があたって、夜中に親指が痛み出す。痛風のいつもの発作箇所とは違う。とりあえず「冷えピタ」をぺたぺた貼って寝る。合宿のときに片足が遣えない状態であると困る。治して下さい、と必死に「合気道の神さま」に祈りを捧げる。

起きたら晴れ。今日はるんの高校の文化祭。漫研を見に来てくれというので、出かける。場所ふさぎな高校生がうじゃうじゃいる。文化祭というわりには「文化」が構造的に欠如しているので、漫研だけのぞいてソッコーで帰る。
あの閉鎖的空間で、高校生たちは自分たちが吐き出す「怒り」や「恨み」や「不安」をそのまままた呼吸するほかない。なんだか自分の排泄物を主食にしている生き物みたいで、かわいそうである。高校をやめた理由を思い出した。