合宿無事終了

2010-03-24 mercredi

合気道春の合宿が無事終了。
いろいろな事件があったので、ご報告したい。

その1:「参加者49名」事件。
新記録更新。
毎回、合宿参加者の記録が更新されているが、今回はいよいよ49名。
性別年齢でたらめな人々が、大荷物を抱えて大型バスに乗り組み、食事時はお祈りを捧げ、「安定打坐」などと大書した揃いの T シャツを着ているありさまは、知らぬ人が見たら「怪しい新興宗教のセミナー」と断じるに相違ない。

その2:「カイロ」事件。
四段4人、三段2人、二段4人、初段2人だから、昇段審査がたいへん。
4時間近くかかってしまった。
そとは雪で、体育館はめちゃ寒いので、全員必殺防寒体制。例外的に畳の上での「靴下着用」も許可された。私はカイロをいただいて懐を温める。
四段の四人はおいちゃん、クーさん(結婚して姓がかわったので「フーさん」に改姓することを提案したのだが、不評のため定着が危ぶまれる)、かなぴょん、やべっち。
13年前に入門したこの子たちは、合宿が琵琶湖から神鍋高原に変わった最初の世代。学内に練習場がなく、畳をかついで、「さまよえる合気道部」だった時代をかろうじて記憶している最後の世代である。そして、「合気道は入口だけがあって出口がない」という私の呪文を真に受けて、卒業後も一生懸命稽古に励んだ最初の世代でもある。
その子たちが今はもう四段。
彼女たちの昇段審査をすることはもうない(五段からあとは推薦だから)。これが最後の審査。
「うたた感慨に堪えない」というのはこういうときに使う定型句なのであろう。
みんな、よくここまで私のような師匠についてきてくれたね。
三段は健策さんとナオタロー。二段は IT 秘書トーザワくん、さきちゃん、ヒロスエ、モリチカ。初段はタハラさんとハッシー。みんな、おめでとう。

その3:「モチチカる事件」。「タカモトミワる」に続き、新たな固有名動詞が生まれる。
その4:「わがまま部屋事件」
その5:「男のロマン号『上等』事件」
その6:「カトリックではお祈りしないもん」事件。次の合宿では頼むよ。
その7:「かわいいもん順」事件。
その8:「気まずい沈黙」事件
その9:「人間としての尊厳喪失直前」事件。渋滞路でのビール摂取は控えめに。
その10:「志垣太郎」事件

など、さまざまな事件の多発した今回の合宿であった。では、諸君、また来週の稽古でお会いしましょう。
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