身体の芯の方に「詰まり」がある。
そこが「咳」や「微熱」の発生源になっているような感じがする。
寝ていると、身体の中心にそれがあることがわかる。
「このまま寝てろよ」と「詰まり」は言う。
「寝ていたいなあ」と私も思う。
でも、朝から晩までスケジュールがぎっしり詰まっているので、寝ているわけにはゆかない。
起きて仕事を始めると、そのあたりの不快感は弱まるので、とりあえずやるべきことを片付ける。
でも、細かい仕事をしようとするとうまく集中できない。
ふだんすらすらできるはずのことができない。
そういう状態が10日ほど続いている。
原稿も書いているのだが、自分で読み返してもあまり面白くない。
あとでこれは全部削除することになるのかなと思うと、けっこうつらい。
三日ほどすべての用事をキャンセルして、じっと穴の奥の獣のように横になっていれば、この「詰まり」も解消してくれるのだろう。
メールを開いても、電話をとっても、郵便受けを開けても、私あてのメッセージの90%は私に「新しい用事」を要求するものである。
前に古庄先生から「ぐっすり眠るにはそれなりの体力がいる」とうかがったことがある。
「病院に行くには、病院にたどりつけるだけの気力と体力がいる」ということにも通じる。
私の場合は「体力を回復するために仕事を減らす体力」が必要なのだが、どうもそれが不足しているようである。
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(2009-03-16 09:36)