雨で寒い。
こちらもなんとなく寒気がして、身体がだるい。
風邪の引きはじめかもしれない。
朝ご飯を食べてから、年賀状の宛名書きを始める。250枚ほど書かないといけない。30枚くらい書いたところで午になる。
午後からは甲南麻雀連盟打ち納めである。
かんちきくん、大迫君がまず来る。川上先生、ドクター佐藤が登場したので、さっそく卓を囲む。
途中から、スーさん率いる浜松支部の諸君が例のごとく「ウナギ」を手みやげに来襲。
天王寺で寄り合いがあるので、そのついでに立ち寄って嵐のごとく場を荒らして、嵐のごとく去っていった。
浜寇健在なり。
さて、私は今季は勝率3割少しなので、もう勝率一位をねらえるポジションではない。
とりあえず勝ち点と勝ち数だけはいまのところ一位である。これをキープして、二冠王を確保するのが今日の目標である。
勝ち点2位のジローくんとはわずか9ポイント差であるから、これは半荘一回でひっくり返される可能性がある。負けられない。
最初の半荘は軽いフットワークで手堅く一勝。プラ32。
次はシャドー影浦と最後まで競ったが、かわされてプラ17の2位。
次はジローくんとの直接対決になったが、4連続放銃という私らしからぬ凶運に見回れ、マイナス32(これで先ほどのプラスは帳消し)。
この段階でジローくんとの点差は52ポイントと開く。
第四半荘は重い場で、3人が原点前後でオーラスを迎え、結局私は3位でマイナス7。ジローくんがラスを引いて、差が73と開く。ほぼ安全圏である。
打ち納めの半荘は一年の終わりに相応しいたいへん気分のよい配牌自摸で、じゃんじゃん上がってプラ52。隣の卓ではジローくんと江さんの直接対決で、勝った方が勝率一位というドラマティックな展開になったが、江さんが差しきれず、年間王者はジローくんということになった。
では2007年度甲南麻雀連盟戦績を発表します。
勝率
1位 弱雀小僧 0.423
2位 だんじりエディター 0.368
3位 画伯 0.333
3位 歌う牧師 0.333
5位 総長 0.317
2割台に平尾さんと飯田先生が入り、残りは1割台。
衝撃的なのはホリノ社長の勝率0.094と、ゑびす屋さんの勝率0.000である(ゑ、ゑびす屋さんてば・・・)
勝ち数
1位 総長 19勝
2位 だんじりエディター 14勝
3位 画伯 13勝
4位 弱雀小僧 11勝
5位 歌う牧師 10勝
勝ち点
1位 総長 463点
2位 弱雀小僧 367点
3位 だんじりエディター 273点
4位 画伯 150点
5位 ラガーマン -54点
これは誤記ではない。4位までがプラスで、あとは全員マイナスなのである。ここでも二極化・階層格差が進行しているということであろうか。
なお参考記録として次のものを掲げておこう。
上位率(1位または2位にいる率)
1位 弱雀小僧 0.769
2位 総長 0.650
3位 だんじりエディター 0.526
最下位率(これは値が小さい方がランキング上位)
1位 総長 0.150
2位 弱雀小僧 0.154
3位 泳ぐ英文学者 0.167
この二つはどれほど「シュア」な打ち手であるかの指標である。
そういえば英文学者は体長不良で後半はほとんど参戦できなかった。来季の復活を祈念したい。
今季の半荘当たり最高得点は
1位 だんじりエディター 111
2位 弱雀小僧 88
3位 ラガーマン 87
これはどれほど「爆発的」に勝てるかということであり、ざっくり言えばツキが回ってきたときに、どれほど無節操かつ非人情にドラを載せることができるかの能力の指数であると申し上げてよろしいかと思う。
エディターは「表ドラで勝負しているうちは、まだまだ」という名言を残したし、ラガーマンは先般「立直即自摸ドラ10発」という数え役満を達成した(おそらく「ドラ10」の記録はこれからも破られることがないであろう)。
一年を回顧して、やはり今年最大のトピックは前期の勝率が0.094という弱雀小僧が0.423という記録的な勝率を収めたということである。
昨年の1位勝率が0.342、一昨年が0.382(いずれも総長)であるから、この0.423がいかに桁外れの数字であるかおわかりになるであろう。
つねづね申し上げているように、麻雀ではツキは4人の打ち手に原理的には均等に配分される。
つまり、適切な打牌をしていれば、勝率は0.250となるはずである。
なのに、決してそうならないのがまことに不思議である。
ともあれ、第三期王者の栄誉は弱雀小僧が驚異的な勝率でさらっていった。
私は弱雀小僧とは二人が19歳のときから腐るほど麻雀を打ってきたが、「かつてこれほど麻雀に弱い人を見たことがない」。
その人物が40年目に開眼するということがありうるとはとても信じられないが、ありうるのである。
麻雀はディープだ。
では、会員諸君、2008年度第四期王者をめざす熾烈なペナントレースがまた1月から始まる。
雀力が諸君とともにあらんことを。
May force be with you.
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(2007-12-30 10:30)