本棚とJCOMのチューナとストゥールが同時入荷した。
これで床置きの段ボールが片づくと、ようやく引越が終わる。
やれやれ。
「えぴす」の原稿のため『グラインドハウス』の二本立て『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』をまとめ見する。
こ、これわ面白い。
『プラネット・テラー』はローズ・マッゴーワンちゃんが片足義足にマシンガンを植え込んで空中を飛びながらばりばり撃つ格好いい映画。(空中を飛びながらばりばり銃を撃つ絵がロドちゃんは大好き。『デスペラード』でも『レジェンド・オブ・メキシコ』でもやってましたね)。
その「ばりばり」ローズちゃんは『デス・プルーフ』ではカート・ラッセルに簡単に殺されちゃいます。あらまあ。(ローズちゃんは『スクリーム』でガレージのドアにはさまれて死んじゃう子です)。
『デス・プルーフ』(「耐死仕様」このタイトルでいいのにね)はタラちゃんの「無駄話映画」。
車の中とバーのカウンターで、とにかく意味のない無駄話がエンドレスに続く(『レザボア・ドッグス』でタラちゃんがマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』の話をして、スティーヴ・ブシェミが「チップをはらいたくない」理由をくどくど述べるあたりから始まって、『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンの「無駄話コント」で完成をみたあのパターン)。
あまりに無駄話が長いので、観客が「えーかげんにせえよ」と切れかけたころにいきなりドラマは急転直下、死体の山・・・という展開もいつも通りです。
でも、タラちゃん無駄話が退屈しないのは、出てくる女の子たちがかわいいからですね。
私の好みは “バタフライ” の猫眼少女(ヴァネッサ・フェルリト)。最初は「めちゃブス」仕様なんだけれど、映画が進むにつれてだんだん異様にかわいくなってゆくという化け物系女優。
それからシドニー・ターリア・ポワチエ。私たちの世代のものにとってジョアンナ・シムカスというのは『冒険者たち』の「レティーシャ」として永遠に忘れられない美少女なんだけど、彼女がシドニー・ポワチエと結婚して銀幕を去ってから30年余。
娘にはめでたく母のオーラが受け継がれたようであります。
というたのしい『グラインドハウス』ではあるけれど、これは本来二本立て(プラス予告編3本)で上映されるべきものを二本にばらしてそれぞれロードショー公開するという困った興行形態なのである(その事情については町山さんのブログに詳しいです)。
二本同時に見ると、「あれ? この子、さっき死んだんじゃないの・・」という楽しみ方ができるんですけどね。
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(2007-09-04 09:48)