これは便利なカレンダー

2007-04-17 mardi

IT秘書のイワモトくんに勧められてスケジュール管理にGoogleカレンダーを使っている。
これはたいへん便利なものである。
ネット上に自分のスケジュールが置いてあるので、出先のパソコンからでもポケットの中のiPodからでも自分のスケジュールがチェックできる。
月単位のスケジュール表を使っているので、一ヶ月分の約束と締め切りが「一望俯瞰」できるのもありがたい。
私にとっていちばんありがたいのは、スケジュール情報にテキストを貼り込めることである。
仕事の依頼はたいていメールで来る。そのメールをそのままスケジュール表に貼り込む。字数、締め切り、テーマ、担当者からのコメント、連絡先のメールアドレス、電話番号から編集者とのあれこれのやりとりまで、どんどんスケジュールに貼り込んでしまう。
これまでだと、「あれ? どこかの雑誌の締め切りが明日あたりあったような気がするが・・・」ということに真夜中にふと寝床の中で気づいて、がばっと起き出し、ばたばたと手帖をめくって、あわててメーラーを立ち上げて数週間前までのメールをチェックして・・・というようなことがしばしばあったのであるが、そういう薄氷を踏む思いはもうしないで済むようになった。
四月のスケジュールを一望すると、締め切りが七つあるのがわかる。
共同通信、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、ダイヤモンド、ミシマ社。
締め切りが近いものから順番に消してゆく。
書いたものはそのままスケジュールに貼りつけてしまう。
これだと自宅のパソコンがダウンしても、フラッシュメモリーを家に置き忘れて出かけてしまっても、原稿がネット上に置いてあるから、いつでもどこでも続きが書けるし、原稿を紛失する心配もない。
サイバースペース上に原稿が放置してあるわけだから、誰かに覗かれてしまう可能性はあるが、どうせ数日後には世間の目に触れるものである。
すらすらすいすいと書いているうちに四月分の原稿を全部書き上げてしまった。
クリックすると来月の締め切りリストが並んでいる。
2日が日経、9日が讀賣新聞、10 日が「大航海」、19 日が共同通信、20 日が文藝春秋、24 日が「こどもと体育」。
グーグルさん、便利な文房具をありがとう。
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