卒業生遠方より来たる

2006-04-11 mardi

月曜から新学期が始まる。
まだ授業はないけど、会議がひとつに杖道のクラブ。
会議のあと、教務部長室でファイルを整理していたら、卒業生が二人遊びに来た。
私のゼミの卒業生じゃなくて、体育の合気道クラスの受講生だったおふたり。
テレビ大阪におつとめのシオダ・マミさんと、東京からお越しのニシムラ・ミホさん。
ニシムラさんは在学中「ミス神戸女学院」に選ばれて、そのあとモデルになって、そのあとさるIT長者さまとおつきあいになって、六本木ヒルズに居住していて、そのあと「例の事件」があって・・・という波瀾万丈の卒業生である。
ミーハーなウチダはさっそく「で、どうだったの?」とあれこれと芸能記者的質問をする。
メディア攻勢はたいへんだったらしいけれど、幸い日本のメディアは熱しやすく冷めやすいので、もう事件は遠く恩讐の彼方。
伺った話で面白かったのは、ホリエくんからもらった中古パソコン(地検が彼女の家まで家宅捜索に来て、もっていかれてしまった)のHDにいろんなことがはいっていたらしいということ。
ITの人にしてはセキュリティが甘いよな。
タケベ幹事長の次男さんはほんとにホリエくんの仲良しのお友だちだったそうである。
偽メールもけっこう「すれすれ」のところだったようですね。
ニシムラさんがぼくの『街場のアメリカ論』を購入して机の上に置いておいたら、彼がある日取り上げて「興味深げに読んでいた」とか。
へえ・・・そうですか。
シオダさんはテレビ大阪で放送事故がないように見張っている「センチネル」のようなお仕事をしているそうである。
たいへんですね。
新入生にまじってどこかの教室覗きに行こうか・・とふたりはにこにこ笑って連れだって行った。
卒業してもときどき戻って来たくなる大学があるというのはよいことである。
そういうときに訊ねてみたくなる教師だと思って頂けるのはとてもうれしいことである。
ふたりともがんばってくださいね。
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