出ました。バートン・クレーン作品集

2006-01-30 lundi

前にお伝えしました石川茂樹くんプロデュースの「バートン・クレーン作品集」が発売になりました。
昭和のはじめにの帝都東京に彗星のように登場した「日本語で歌うアメリカのシティ派お気楽シンガー」というなんだかよくわからない空前にして絶後のパフォーマー、バートン・クレーン。
先般ご紹介の通り、ふだんはクラーク・ケントと名乗ってメトロポリスの『デイリー・プラネット』じゃなくて、本名で Japan Advertiser という英字紙の新聞記者に姿を隠し(てないか)、一旦緩急あるとマイク片手に ”クレーン節” で満都を爆笑の渦に誘ったという怪しいお兄さん。而してその正体はその後 New York Times の経済記者として来日し、GHQの占領政策にもかかわったという知日派インテリゲンチャだったのです。63年没。
日本語をのせたその本歌はアメリカのジャズやフォークソング。
ということは「40年早く来たはっぴいえんど」?
そのルーツ・ミュージック探しに石川 ”ナイアガラー” 茂樹の血ははげしく騒ぐのでした。

監修:瀬川昌久(戦前ジャズ評論家)
音源制作:郡修彦(音楽史研究家)
解説:山田晴通(東京経済大学助教授)
製作:バートン・クレーン発行委員会・石川茂樹(the Niagarer)
おねだん:2000円
収録曲:「酒がのみたい」「家へかえりたい」「ニッポン娘さん」「おいおいのぶ子さん」「人生はかない」「雪ちゃんは魔物だ」「よういわんわ」「誰方がやるじゃろ」「のんきなパパさん」「のんきなママさん」ほかタイトルからそれと知られる脱力系の25曲

お申し込み、お問い合わせはこちらまで
--------