入学式とるんちゃんとカラオケ

2004-04-07 mercredi

5日は入学式。入学式は「学位記授与」がないから、あっという間に終わる。
式のあとは夕方まで用事がないので、一度家に戻り、COLの原稿書き続き。
一応書き上げて、メールで学長室に送信。6時からの会議にでかける。
学部長会で、ほんらい私が顔を出せるようなレベルの会議ではないのであるが、4月30日の教員研修会の打ち合わせと、05年度からのFDセンターの立ち上げについて意見を求められたのである。
1時間半ほど会議に出て、私の関連する議題が終わったのですたすた帰る。みなさんはまだまだ長い会議が続きそうでお気の毒なことである。

6日は新入生ガイダンス。
新入生9名と花見をしながらおしゃべりをする。
9名のうち一般入試の入学者はわずか1名。あとはAO、公募推薦、指定校推薦。ということはみなさん女学院「専願」ということである。
ぜひ女学院大学に来たいということで、第一志望で女学院を選んで下さった方々である。
滑り止めで受けた大学にしぶしぶ来たという学生は、頭を切り換えて愉快な学生生活を送るようになるまで、かなりのタイムラグがある。
場合によっては卒業まで「こんなところに私はいるべきじゃないんだ・・・」と鬱々と楽しまないという学生もいる。
そういう学生は結局、勉強もしないし、友だちも作らないし、クラブにも自治会にも参加しない。
だから、「滑り止めでやむなく入学した偏差値の高い学生」よりは「偏差値は低いけれど第一志望で来た」学生の方が教えやすいというのは教師の本音である。
専願入学者の比率が高いということは、大学の雰囲気そのものが「期待感」に充満していて、なんだかわくわくする。
こういう雰囲気はひさしぶりである。
入学式に来た保護者の数もずいぶん例年より多く、座席が足りずに「立ち見」ということになった。
親御さんがお見えになるというのは、うちの大学に入学したのが「誇らしい」という気持ちがあるからであろう。
それだけ本学の教育に期待があるということである。
がんばらねば。
午後は院生の登録に立ち会い、履修指導と指導教員・主査副査の相談に応じる。
院生はなんだかずいぶん楽しそうにしている。
私指導に当たる院生は修士課程が1人、博士課程が3人。これはたいへん。
そのまま日の高いうちに帰宅(うれしいなあ)。
夕方までお仕事。今日はるんちゃんが来る。
いっしょにベリーニにお花見がてらご飯を食べに行く。
春のメニューで、からすみのパスタと桜鯛が美味しかった。
それからワインの酔いも手伝って、るんちゃんとカラオケへ行く。
カラオケに行くのは3年ぶりくらい。鈴木晶先生が女学院に講演に来てくださったとき、ナバちゃんを擁して「東西カラオケ・キング決定戦」というのをやったのであるが、それ以来。
ふたりで二時間歌いまくる。
るんちゃんは「音楽系のひと」(ときどきライブでギターとボーカルをやってるらしい)、カラオケはめちゃうまい。

私がリクエストしたのは『幸せな結末』『スピーチバルーン』(大瀧詠一)『ヘロン』(山下達郎)『アキラのダンチョネ節』(小林旭)『Dream of you』『元気を出して』(竹内まりあ)『探偵物語』(薬師丸ひろ子)『突然の贈り物』(大貫妙子)『時間よ止まれ』(矢沢永吉)『Our house』(CNS&Y)『勝手にシンドバット』『C調言葉にご用心』(サザン)『海を見ていた午後』『中央フリーウェイ』(ゆーみん)『空に星があるように』(荒木一郎)

ナイアガラ系でまとめてみました。
永ちゃんは「にいしくわぜがわらふうう」というふうに歌わないいけないのでむずかしい。『ヘロン』と『C調』は高音が届かず。『シンドバット』は「さっきまでおれひとりあんた思い出してた」からあとが舌がまわらず。感心したのは『空に星があるように』(1966)。30年ぶりくらいに歌ったはずなのであるが、ちゃんと覚えていた。
るんちゃんはこういう曲を子守歌代わりに育った80年代ベイビーなので、だいたい全部歌える。
ご本人はコニー・フランシスとかカーペンターズとか渋いリクエストをしていた。最後はふたりでジューシーフルーツの『ジェニーはご機嫌ななめ』を熱唱して終わり。ああ疲れた。
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