深夜、松聲館の甲野先生からお電話。
約束していた講演会、講習会の日程を決める。
6月28日(金)が講演会、29日(土)が講習会、ということになった。詳細はまた追ってご案内いたします。
『随感録』を読むと分かるけれど、最近甲野先生は「フェルマーの最終定理」と手裏剣にはまっている。(不思議な組み合わせである)
というわけで、電話での話題にもっぱら数学と手裏剣の話。電話をしながらそのまま右手でパソコンを操作して、インターネットで『フェルマーの最終定理』を購入。
次回の講習会では松聲館の杖(「影踏み」というかっこいい名前がついている)と手裏剣の特訓をお願いする。
合気道会はいま手裏剣ブームで、木曜の午後になると、用具室が「手裏剣部屋」と化して、剣が畳に刺さる「ドス!」という気持ちのよい音を求めて、人々が順番待ちの列を作っているのである。
話が「スティーヴンソンの蒸気機関車ができる前に考案されていた鉄の馬」のことになる。
去年の秋の朝日カルチャーでの講演で、そのお話をうかがって、「おお、これは使える・・・」ということでさっそく『寝ながら学べる構造主義』に使わせて頂いたのであるが、出典が分からないので、甲野先生にお会いしたら、おたずねしようと思っていたのである。
「先生、あれは何の本にある話ですか?」
「NHKの番組で見たのです」
そ、そうでしたか。
大瀧詠一師匠といい甲野善紀先生といい、「物知りおじさんはNHK好き」の法則というものが存在するようである。
(2002-05-24 00:00)