1月18日

2000-01-18 mardi

うーむ。
『青い山脈』を見ていたら、沼田先生が暴漢に襲われ、島崎先生と街のボスたちの対決が女子校の理事会に持ち込まれ、ロクさんと新子さんがちょっといい感じに・・・というところで「上巻」が終わった。
そのまま、息をひそめて、こたつでじっと画面を見つめていた。
何も映らない。
ヴィデオのパッケージをみると『青い山脈』と麗々しく書いてあり、原節子がにっこり笑っている。
どこにも「上巻」なんて書いてない。
テープを取り出してみたら、終わっていた。
あんまりではありませんか、東宝さん。上巻だけ出してどうすんだよ。
くやしいので『シン・レッド・ライン』を見る。
なかなか戦争が始まらない。そのうち眠くなってしまった。

22日の武道シンポジウムのためにごりごり原稿を書く。
ごりごりごりごり書いていたら、20分の発表予定なのに原稿用紙で32枚になってしまった。しかも、まだまだ話は終わらない。このまま書き続けると、シンポジウムが私の独演会になってしまう。
困った。しかし、書きたいことはいっぱいある。
ごりごりごり。
ああ、どうしよう。
ごりごりごり。

F329『フランス文化論』は今日はなぜか三島由紀夫の『文化防衛論』がテクストである。飯田先生がゲスト聴講生として参加してくれる。林佳奈さんもゲスト聴講生なので、登録している学生は藤塚さんだけである。
三島由紀夫の超男性原理とはちゃめちゃな文化論と「チャイルド・ポルノの規制」についてと「クズ文化の批評」について、飯田先生とがあがあしゃべっているうちに一時間終わってしまった。
今回も、私の「隠れコミュニスト」的本質が露呈してしまった。
少しマルクスに対するこれまでの失礼な態度を改めるべきいかもしれない。