1月3日

2000-01-03 lundi

エックス義母のところにお年始に伺い、エックス義父の位牌にお焼香。
エックス義父はこの間ノックさんが辞任したとき「戦後、不祥事で在職中に辞任した知事たち」という記事に名前が出ていた。るんは「あ、おじいちゃんが新聞に出てる」と大喜び。さっそく記事を切り抜いて、学校にもっていってクラスメートに自慢すると言っていた。
あまり自慢できる話ではないように思うのだが。
このエックス義父は非合法共産党の中央委員のときに小林多喜二といっしょに捕まって留置場で小林と同じ拷問を受けながら生き延びたという剛の者で、彼が酔っぱらって話す「戦後保守党史裏話」はめちゃめちゃ面白くて、私は爺様の話を聞くのが好きでした。合掌。

そのあと自由が丘の「ヒルズコーナー」で平川君と年賀のご挨拶。
「ヒルズコーナー」は高校同級の植木君のお店。
平川君はサン・ノゼに「ビジネス・カフェ」という、アメリカの起業家と日本の資本のマッチメーキング(ビジネス用語では「インキュベーション(孵化)」というそうです)の会社をつくっているそうである。東京都にもお金を出してもらうので明日は石原慎太郎に会うのだと言っていた。しかしこの平川君が1月22日に本学に来て講演するのは、そういうハイテクビジネスのはなしではなく松濤館空手の話なのだ。
ビジネス・カフェに投資してよ、というので投資を約束する。(平川君と私が創業した会社の株が店頭公開されると私は一夜にしてチッリマンになる予定なので。)
新年早々景気のよい話である。