2 sept

1999-09-02 jeudi

なんだか眠い。
夜更かしする私が悪いのだが、昨日は『ゴッドファーザー』をちょっとだけ見るつもりでいたのだけれど、止められない止まらない「えびせん」状態になって結局3時間見てしまった。
ジェームス・カーンもロバート・デュヴァルもみんな若い(毛がある)。マーロン・ブランドとアル・パチーノは変わらないなあ。(変人だからな)。ファミリーの人たち、テシオとクレメンサとルカ、全員「奇形」というのがよい。(テシオは初代朝潮によく似ている)
マーロン・ブランドとアル・パチーノの親子対話は『ディアボロス』のアル・パチーノとキアヌ・リーヴスの親子対話をちょっと彷彿させた。『ディアボロス』のアル・パチーノはそれだけ『ゴッドファーザー』のときのマーロン・ブランドに似てきたということだな。発声法からみぶりから。そうか、そういう芸風の継承関係があったのか。なるほど。ふむふむ。(一人で納得)


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先月はなんだかお金がすごく出て行った月である。給料日直後なのに、すでに赤字になっている。車検、畳代、バリ島旅行、能関係・・このあとさらに出版の負担金と10月の能の会費がある・・・月給の二倍使っていれば、残るわけないわな。
どうしてお金がたまらないのだろう?
女学院にきたばかりのとき、私より若いある先生に「貯金いくらくらいありますか?」と聞いたら、即座に「内田さんの10倍はあります」と答えられたことがある。私の貯金額を知らないままに10倍、と断言されてしまったのが不思議である。よほど貧乏にみえたのであろうか。
どうしてお金がたまらないのだろう? ものを持たないで、どんどん捨てる、というすがすがしい無一物思想を唱道しているのに、どんどんお金がなくなるというのは不条理である。
どんどん捨てる分をどんどん買い足しているからではないか、という疑問もある。(パソコンも捨てまくっているし)
面倒くさいことはなんでも「金で解決」しようとするワイルドな姿勢がいけないのかもしれない。
こどもに向かって「勉強しなさい」というかわりに試験の点数が100点なら5000円、90点台なら3000円、という金で釣るような教育指導だし・・・(しかし毎回全教科百点とっても、それでも塾に通わせるより安い。知らないおじさんに払うくらいなら、娘にはらう方が私はいいけど)
お金を節約しようとすると、けっこう手間暇がかかる。時間を節約しようとするとお金がかかる。タイムとマネーは「ゼロサム」の関係にある。どちらを優先するかは、その人の好みの問題だと私は思う。