くらくら

2009-07-11 samedi

忙しくて目が回りそうだ。
締め切り間際のゲラが積み上げられている。
『こんな日本でよかったね』の文庫版のゲラ(締め切り昨日なのだが、まだ終わらない)
バッキー井上さんのゲラ(解説書かないといけないのだが、まだ読んでない)。
橋本治さんのゲラ(推薦文を書かないといけないのだが、まだ読んでいない)。
関川夏央さんの『「坂の上の雲」と日本人』の文庫版の解説も来週締め切りである(これはなんとか半分まで書いた)。
そこにメールで『BP』の村上春樹論のロングインタビューのゲラが送られてくる。今日中に戻せというご指示である。
文科省に出す入試ミス始末についての詳細レポートもほんとうは昨日までに書き上げなければならず、夜遅くまで大学に残って書いていたのだが、途中で背中がばりばりになってきたので諦める。
レポートを書いている間もデスクの電話が鳴り、ファックスが届き、メールが来る。
いずれも新規の仕事の依頼。
すべてお断りする。
唯一の例外は茂木健一郎さんからの電話での講演依頼。
茂木さんにはこのあいだ本学のめぐみ会の講演をご快諾いただいた義理があるので、こちらも快諾せねば相済まない。
来週の火曜に、その茂木さんの桑原武夫学芸賞の授賞式が京都のオークラである。
こういうパーティにはこれまで行ったことがないけれど、今回は茂木さんだし、比較的近場の京都であるから、お祝いにうかがうことにする。
週末は土曜が卒業生たち(極悪サトウやラジオ小川やおばけちゃんやタダヒロコの代の諸君)の集まりがある。
日曜は河合塾で講演。
ゆっくり部屋を掃除したいのだが、いつになることやら。
朗報があった。
『寝ながら学べる構造主義』が27刷り、10万部を超えた。
タイトルはともかく構造主義の入門書が10万部売れるというのはオドロキである。
『私家版・ユダヤ文化論』も6刷りになったとお知らせがくる。
『街場の教育論』が2009年度上半期の「ベストセラー」の人文・教育部門で6位となる。
ちなみに1位は「勇気の法」大川隆法、2位「心をからっぽにすれば夢が叶う」(ヨグマタ相川圭子)、3位「自分に気づく心理学」(加藤諦三)、4位「PriPri」(世界文化社)、5位「超・絶対健康法」(大川隆法)
う〜む、私の本はほんとうにこのカテゴリーでよかったのかしら・・・
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