土曜日の夕方から白浜温泉へ。
けっこう遠い。4時少し過ぎに御影を出て、日が暮れたころに和歌山県に入り、そこからさらに90キロほどある。
8時過ぎに白浜に着く。
夕食はないということだったので、道路沿いのレストランで簡単な夕食をして目的地にたどりつく。
住宅街の中にあり、看板も標識もなにもない場所なので、カーナビが「目的地周辺です。運転お疲れさまでした」と宣告しても、目的地がわからない。
しかたがないので電話する。
「丘の上にありますから、上へ上へと上がってください」と言われて、そのとおりとりあえず上へ向かう路地を選んで登ってゆくと、「行き止まり」のところに場違いにロココ調の建物がある。
どうもこれらしい。
ウッキー、ヨハンナ、サキちゃん、ヒロスエ、社長と合流。
金曜日は10人くらい甲南合気会から来ていたが、この日はこの5人だけ。
田辺市で国際合気道大会が月曜日から開催されており、その最終日にようやく間に合った(ウッキーたちは月曜から来ている)。
金曜に多田先生の講習会があったので、そこから参加したかったのであるが、大学教授会研修会で、立場上抜けるわけにゆかないので涙を呑んだのである。
どうも合気道関係では浮き世のしがらみで「涙を呑む」ことばかりである。
はやく浮き世から足を洗って、すきなときにすきなだけ合気道の稽古ができる身の上になりたいものである。
というようなことを道場でお隣にいた坪井先輩にぐちったら、「給料もらって合気道やるのと、年金もらって合気道やるのでは、天と地ほどに違うからね」と呵々大笑されてしまった。
あと2年の辛抱だ。
会場は400畳ほどの広さがあるが、世界49カ国から集まった合気道家が600人、それに全国の合気道家がざっと500人。400畳に1000人を超える人々が蝟集しているのであるから、ラッシュアワーの東京駅ホームで合気道をやるような感じである。
世界各地の合気道家たちと和気藹々と技をかけ合って、2時間の稽古があっというまに終わってしまう。
ああ愉しい。
稽古終了後、窪田兄はじめ諸先輩がたにご挨拶をして、濡れた道着のまま「弁慶の湯」というところに行って、ゆっくりお風呂に浸かる。快適なり。
お風呂屋さんで湯上がりにご飯を食べて、陽気にさわぐみんなを乗せて車で帰る。
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(2008-10-13 11:29)