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2015年09月02日

第五回凱風館寄席は山村若静紀さんの上方舞です。

第5回 凱風館寄席
「はじめての日舞(上方舞) in凱風館」

普段あまり目にする機会がなく、知っているようで知らない日本舞踊(日舞)。その日舞の中でも上方で継承されてきた上方舞の舞手であり、新進の若手としてご活躍の山村若静紀さんによる入門編レクチャーと実演の会です。日舞の動きを体験するワークショップも予定しています。
伝統芸能、身体の動き、着物と所作などなど、いろいろなテーマが含まれた内容で、気軽に日本舞踊に触れられる滅多にない機会です。ふるってご参加ください。

【日時】2015年10月4日(日) 14時開演(受付:13時半)※終演15時半予定
【演者】山村若静紀(山村流)
【木戸銭】2,000円(学生1,000円、小学生以下は無料)
【服装】和装(着物・浴衣)がベストですが、難しい方は普段の装いでお越しください。
ご参加の皆さんにも動きを体験していただきますので、足袋か靴下着用。手拭いかタオルをひとり1本ご持参ください。
【対象】凱風館まわりの方&そのご家族・ご友人。※申し込みは道場に貼っている用紙にご記名ください。

日本舞踊とは。上方舞ってなに?「日本舞踊」は、京阪のお座敷でうまれ、能や文楽の影響を色濃く受けて発展した「舞」と、江戸の歌舞伎から舞踊部分を取り出した「踊り」から成り立っています。「上方舞」は、上方の流行歌である「地唄」に振りをつけられたものが中心で、お座敷でほこりをたてないよう、すり足による平行移動と旋回運動を主とします。身体の動きを極限まで抑えて、心の内面を表現することが特徴です。能から作られた「本行物」、恋をテーマにした「艶物」、動物などを主人公にした「滑稽物」などのジャンルがあります。文楽と同様、船場文化にとても深い関わりがある芸能で、特に地唄舞の代表曲「ゆき」は、谷崎潤一郎『細雪』に登場することでも有名です。

山村若静紀さんについて
3歳から日本舞踊をはじめる。1998年 山村若佐紀(紫綬褒章、旭日小授章)入門。
2004年 名取。舞踊公演や門弟の育成のほか、伝統芸能関係のイベントプロデュース、各種講座など、幅広く活動。古武術の稽古やマラソンを通じて、日本古来の身体技法に興味を持つ。著書に、本名の「堀口初音」で『上方伝統芸能あんない』(創元社)。

投稿者 uchida : 2015年09月02日 14:03