久しぶりに三宅接骨院に行ってぐりぐりして頂く。
待合室で今日はI上さんに会う。
「やや、どうも」とご挨拶をする。
待合室での話題はいつでも「で、どこがお悪いんですか?」というところから入る。
こういう質問には「個人情報ですから、開示を拒否します」というのが政治的には正しい応接なのであろうが、それでは話の接ぎ穂がない。
「腰がねえ。ダメなんですよ。重いもんが持てなくて」
「そうですか、私は膝なんですよ。関節がぐちゃぐちゃで、ここまで歩いて来るのがもう一仕事」
「冗談じゃないですよ、私なんか鎖骨ですよ、鎖骨。鎖骨ぱっきり折れちゃってんですから。もう痛いなんてもんじゃないんだから」
「ははは、お気楽な方達だ。私なんか首だよ、首。頸椎ぼっきりいってるから、もう生きているのが不思議なくらい」
というふうに政治的にはたいへん正しくない会話で盛り上がるのである。
三週間ぶりだったので、お診立てはあまりよろしくないようである。
しばらく大きな声を出してはいけませんと注意される。
「お謡なんかダメですか?」
「ダメダメ。それにウチダ先生、ドクター佐藤と麻雀したでしょ?ダメですよ、鎖骨まだくっついてないんですから麻雀なんかやっちゃ」
「でも先生、麻雀は肩なんか使いませんよ」
「洗牌がいけないんです。あれは鎖骨に響くんですから。あと『自摸!』とか言って牌をばちこんと卓に打ち付けるでしょ?あれはね、鎖骨にはたいへんよろしくないです」
「じゃ、洗牌は人に任せて、自摸も控えめに、ということならよろしいんですか?」
「『ポン』とか『カン』もよくないですね。『ン』の音はね、腹腔に響くから骨に悪いんです」
「じゃ、『ロン』もダメ?」
「なもん論外ですよ、ははは『ロン』だって。自殺ですよ、それは」
なるほどー。ポン、カン、ロン、ツモがすべて禁止と・・・ドクター!麻雀やりましょう!
全身がほとびた感じになって猛烈に眠くなるが、我慢して大学へ。
会議が二つにインタビューが一つ。
インタビューは「情報労連」という労働組合のお仕事である。
日本の労働組合運動はこれからどういう方向で再構築されるべきかについて私の意見を徴したいということである。
しかし、神戸女学院大学教職員組合の執行委員長にそんなこと訊かれてもねえ。
とりあえずアメリカの覇権が崩壊し、団塊の世代がリタイアした2010年代に日本社会の組織原理は一変し、再び「万国の労働者、連帯せよ」という雄叫びが響き渡る日が来るであろうという希望的未来予測を述べる。
どういう理路でそういうことになるのかについては詳らかにしている暇がないので、興味のある方は情報労連の情宣誌が出たらお読み下さい。
投稿者 uchida : 2006年06月14日 19:23
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内田先生今晩は。一つ教えて頂きたい事があります。大学の教職員組合についてです。昔々私が大学の事務職員だったとき、そこでも教職員組合というものが結成されました。私はその時から疑問なのですが、どうして教授という人たちも組合に参加できるのですか?教授会構成員というのは、教授会で発言できるわけですよね。特に教授というのは管理職なのではないでしょうか。私は普通の会社に勤めた事がなく、労働組合というのも入った事がありませんので、トンチンカンな事をお尋ねしているのかもしれません。私のいた大学は、教授会で何でも決定していましたが、その構成員である教授は組合に参加して、教授会の構成委員ではない(確かなかったはずです)事務の長が付く人たちは組合員ではありませんでした。内田先生は
神戸女学院大学の幹部のように見受けられますが、どうなっているのでしょう。春闘なんかどうなさるのですか?
ご質問にお答えします。
教授の中には管理職の人もいれば、そうでないひともいます(ほとんどの人はそうではありません。当たり前ですけど)。
教授が職員よりも「管理職」的に見えとしたら、それは、職員は自分たちの上司を選挙で選ぶことができないけれど、教授会メンバーは自分たちの上司に当たる「管理職」を選挙で選ぶことができるからだと思います(教授会にそんな権限がない私学もありますが)。
とりあえず本学ではそういう教授会民主主義がまだ生き残っています。
学長や学部長や教務部長や学生部長は一時的に管理職になりますから、その期間は組合員ではありません。
でも任期が終わればまた組合員に戻ります。
私も今は管理職で「人件費抑制案」なんか立案してますけれど、任期が終わればまた組合員に戻って「賃上げ闘争」なんかするわけです。
説明したらよけいわかりにくくなりましたね。
投稿者 uchida
: 2006年06月15日 09:55
お答えありがとうございます。よく解りました。納得はできませんけど。そういうことは私の人生でいっぱいあるので、「変なことリスト」にいれておきます。システムは理解できました。
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