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2005年10月04日

場の力と麻雀マット

現代霊性論の二回目。
これはご案内のとおり、釈徹宗先生と私の「漫才形式」の講義で、われわれの日常生活に瀰漫している無数の霊的現象について、これを宗教学的=現象学的=精神分析的アプローチによって解析しようという教化的な授業である。
第一回の先週は期待していたほどに学生が集まっていなかったが、二週目に入って、「おもしろいよ」と口コミで伝わったのか、先週より十数名受講者が増えていた。
学生諸君にしてみたら、まことにお気楽にして生産的な授業である。
私のオカルト=ヨタ話(猫の霊に祟られた話とか、UFOを見た話とか、岡田山の風水の話とか)を片方の耳で聴きながら、反対側の耳では釈先生の正統的な宗教学の講義も聴けるのである。
二度目の今日は釈先生による「霊性」概念の宗教史的解説から始まったのであるが、私がたちまち横やりを入れて、「塚」というのはありゃ「墓」のことですよね。ところで、このあたりには「塚」のつく地名が多いのですが、そういうところに住むと・・・というところから始まって、「名」による呪、場の力、スピリチュアル・カウンセリング、桑村先生仕込みの「目の動きによる人格三分類法」・・・と話頭は転々奇を究めて能くここに叙することができないのである(知りたい人は本を買いましょう)。
90分ノンストップの「漫才」を終えたあとに、釈先生が、「これをよそでやったら、ずいぶんお客が入ったでしょうね」とぽつりと漏らされた。
たしかに朝カルあたりで同じことをした方が私どもの労働時間あたりの単価は高そうである。
しかし、あえてクローズドの教育活動としてやることによって「内輪のギャグ」が暴発という利点もあるわけで、これはなかなか同日には論じがたいのである。
釈先生は「おみやげ」に「麻雀マット」をご持参くださった。
前回の甲南麻雀連盟発足記念大麻雀大会の唯一の瑕疵は「麻雀マット」が整わなかったために、手積み作業においてぼろぼろと牌をこぼすケースが見られたことである。
だが、「麻雀マット」というようなものがどこで売られているのであろう?
トイザラスにはなかった(ほとんど「けんもほろろ」という口調で私どもの質問は却下されたのである。「はあ?麻雀マット?なもんありません。」まるで「厚揚げあります?」と訊かれたアンリ・シャルパンティエの売り子のような表情であった)。
ホームセンターにもなかった(麻雀マットは「ホーム」の構成要素には算入されていないのである)。
家具屋にもなかった(麻雀マットは「家具」としては認定せられていないのである)。
どこにあるのであろうか?
どクターと越後屋さんと私はしばらく沈思黙考した。
「デパートですかね」
うーむ、だが三宮の大丸に行って、インフォーメーションの女の子に「麻雀マット、どこにありますか?」と訊いて「お客様、失礼ですが『まーじゃんまっと』とはいかなる形状、いかなる用途のものでございましょうか?」と反問されたあとに、私たちが「あ、もう、いいです」とすごすご立ち去る風景があまりにリアルに想像されたために、私たちは車をめぐらせて「今日は何か適当なものをテーブルの上に引いてやりましょう」ということになったのである(写真に写っているテーブルの上のマットは「浴室の足ふきマット」である。さいわい材質といい触感といい、麻雀マットにベストのマッチングであった)。
今後、各自がそれぞれのコネクションを駆使して、麻雀マットをゲットすることを甲南麻雀連盟の最初の責務として確認して散会したのであるが、たちまち釈先生がこれを発見されてきたのである。
とある古店の倉庫の奥に死蔵せられていたものを発掘された由。
あるいはこれが「日本で製造された最後の麻雀マット」かもしれない。
さっそくマットの裏にマジックで黒々と「本台は釈徹宗師よりご雀贈されたるものである。雀友一同この雀恩を末永く語り継ぐことを雀誓する。」
甲南麻雀連盟会員は、二字熟語には「雀」の字を冠しなければならないのである(今決めたんだけど)。

本日の体重74・0キロ(二時間半杖道の稽古したからね)

投稿者 uchida : 2005年10月04日 10:23

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コメント

麻雀マットは東急ハンズにあったみたいです。980円位で友達が見つけてきました。古くてもお金がいらないのは、いいですね。

投稿者 プリオン [TypeKey Profile Page] : 2005年10月04日 10:43

「トイ」も「サラス」も麻雀用語なのに
至らぬことでございますな。

投稿者 bun [TypeKey Profile Page] : 2005年10月04日 12:02

えー、よろしければ「甲南麻雀連盟浜松支部」を雀立させていただこうかと雀考しております。今後、交流会等どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 suzuki [TypeKey Profile Page] : 2005年10月04日 13:55

>「トイ」も「サラス」も麻雀用語なのに
>至らぬことでございますな。

ぶっはぁ! そいつは「チィ」っと「ナン」解な「シャ」レではございませんかね。というおれのコメントも「場」「アタリ」的な「積み込み」で、「ヤク」にも立たねぇ「シロ」(ハクといいたかった!)ものでしかありませんが。失礼しました。

投稿者 誤読しらず [TypeKey Profile Page] : 2005年10月04日 15:17

MMRさん、ごめんなさい。(お墓の話なので)またコメントしてしまいます。コメント依存症はまもなく治ると思いますので少しの間我慢してください。たぶん、Ken Sarrowiwaの10周忌までには。

墓=貨幣=書き言葉、という今村仁司先生のテーゼ(?)を思い出したものですから…自他の間に距離を設定した上で交通を実現するという行動パタンは深く人間性に根ざしている。フームなるほどと思ったのでした。
いわば、これらもまたインセストの禁忌とおなじく文化の零度ということかな?貨幣廃絶は「左翼」の理念であったのだけれど、ポル・ポト(クメールルージュ)の過度のラディカリズムがもたらした悲劇が、ジンメルの説を裏付けた。
マリノフスキーのトロブリアンドはどう考えるの?ということになるけれど「贈与」(負荷のつく方の)に対するヴァイグアによる支払いという等価交換でない「お祓い」として、貨幣的なものが「贈与の呪い」を消すことで交通を可能にするということか?贈与が負荷をもたらすというのもどこか深く人間の根幹にかかわるのだろう。

釈先生との二冊目に墓を建てることは仏事でないというようなことがありましたね。シオによる清めも否定する。ということでしたが、私の理解では死をケガレとするのは神道で、シオはいわゆるなまぐさモノで仏教の世界から神道の世界に移動するためのまじない(土俗信仰)と思っていたのですが、どうなのでしょう?死は仏教の縄張りで生は神道の縄張りという日本風のすみわけをなまぐさモノで精進落としするという私の民間信仰のイメージは間違いなんでしょうか?
だから、本格的な精進落としはよりなまぐさい魚で行うと私は信じてきましたが。

投稿者 つっかん [TypeKey Profile Page] : 2005年10月04日 18:00

suzuki先生
甲南麻雀連盟浜松支部の設立に満腔の喜びをもって祝辞をお送りしたいと思います。
浜松支部を「全国最初の」(たぶん後はないですが)支部として認定させていただきます。
「甲南麻雀連盟」続々と入会希望者が名乗り出てきておりまして、「潜在麻雀やりたい人口」が予想以上に多数にのぼることに一驚を喫しております。
「邪道」における段位認定に準じまして、今後、本連盟では「雀神」「雀聖」「雀帝」「雀王」「雀鬼」「雀魔」などの称号を発行する位階制を考案中であります。
最初は「雀坊」からスタート、以後「雀夫」「雀士」「雀紳」・・・というヒエラルヒーをのぼりつめるにつれて、準じ「登録料」としてしかるべき点棒を徴収するというシステム。
いずれは財団法人登録をしてですね、私が「理事長」ということで。


投稿者 uchida [TypeKey Profile Page] : 2005年10月05日 10:23

甲南麻雀連盟理事長様におかれましては、浜松支部設立をさっそくに御雀可いただき、雀慶至極に存じます。
つきましては、過日の「城崎極楽温泉麻雀」に参加いたしました4名を、浜松支部幹部とさせていただきます。
不肖わたくしめが支部長、副支部長オノちゃん、会計係ヨッシー、指導係オーツボくんと雀定いたしました。
支部幹部ということで、とりあえず「雀士」あたりからのスタートでよろしいでしょうか。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 suzuki [TypeKey Profile Page] : 2005年10月05日 13:21

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