4 月 20 日の十大事件

2008-04-20 dimanche

本日の十大事件。
(1)朝ご飯お代わりしちゃった事件。合気道合宿帰宅後ひさしぶりに計量したら78.3キロというテラ・インコグニタを記録して以来、減量に心がけている私であるが、76キロと77キロの間を行き来するばかりで、76キロの壁の前で苦しんでいる。ようやく昨日、合気道稽古後に75.6キロを達成したが、調子に乗って晩ご飯に「カレーうどん、豚肉大盛り」を作成し、ビールとともに飲食したのが災いしてか、今朝の計量では77キロに逆戻り。がっくりして気の張りが抜け、朝ご飯にご飯、味噌汁(わかめ、油揚げ)、納豆、生卵、キュウリの漬け物、塩鮭でご飯を二膳食べてしまったら、お腹がいっぱいになり、そのまま寝てしまった・・・

(2)『現代霊性論』幻のゲラ事件。本願寺のフジモトさんにせかされているまま放置されていた『現代霊性論』のゲラ直しに昨日よりとりかかる。釈先生との漫才授業の講義録であるが、その中に「名前は呪である」という話が出てくる。そういえば、フジモトさんに二度目にお会いしたとき、名前が覚えられなくて、「マミ」ってどういう字でしたっけと訊いたら「真善美の善を抜いたやつです」と教わり、それ以来「思っていることを包み隠さず言う邪悪な美女」という固定観念が私に呪のように取り憑いているので、そのことを書こうと思ったが、別に満天下の読者に告知するほどのことでもないし、そもそもフジモトさんの名誉にもかかわることであるので、自粛することを決定したが、その経緯をこんなふうに暴露したのでは、本に書いたのと変わらないではないか。

(3)『ビーチボーイズ』ファルセット事件。斉藤先生とのおしゃべり授業のネタで「ファルセット・ヴォイスで女の子はキャーと声を上げる」という「ファルセット・ヴォイス=フェロモン論」を取り上げることにした。そのネタのビーチ・ボーイズのライブ盤収録の The Little Old Lady From Pasadena を聴く。むかし聴いたときにはコーラスの声が裏返る瞬間に客席の女の子たちが「きゃ〜」と絶叫するという印象があったのだが、全編「きゃ〜」ばかりである。困った。

(4)『タカハシさんの生活と意見』事件。高橋源一郎さんの『タカハシさんの生活と意見』を「本歌取り」の教材に使うことんしたので再読する。『タカハシさんの生活と意見』という作物の結構は、直接には伊藤整の『伊藤整氏の生活と意見』というエッセイのタイトルを踏まえているが、その伊藤整のエッセイは『得能五郎の生活と意見』という伊藤整自身が書いた小説のタイトルのセルフパロディであり、ネタもとは伊藤自身の愛読書であった『トリストラム・シャンディの生活と意見』であるというマトリョーシカ人形構造になっているのである。私はこの四冊のうち三冊を読んでいる。そういう人はたぶんこの世にそれほど多くないであろう。

(5)『歌占』が終わっちゃった事件。大倉流祖先祭とて湊川神社まででかける。『菊慈童』の能が出るのと、大倉源次郎家元の一調を聴くつもりでいったが、能と舞囃子が終わって、ちょっとトイレに行って走って戻ってきたら、家元の『歌占』が終わっていた。哀号。

以下、
(6)『リアル』事件
(7)『ブロンコ・ビリー』事件
などがこれまでにあった。まだ今日は5時間残っているので、あと3つくらい事件が起こるものと思われる。無事で一日が終わって欲しいのだが。
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