風邪を引いたのでミステリーでも読もう

2007-05-24 jeudi

げほげほ。
風邪が治らないので、今日はお休み。
教務課に電話して、「休講にしてください」とお願いする。
今学期はじめての休講である。
しかし、「病気でお休み」というのは精神的にはたいへん楽なものである。
なにしろ病気なのであるからして、建設的なことはできない。
仕事なんかしない。
今日締め切りの原稿があるが、そのようなものは書けるのに、大学での授業はできないというのでは話の筋目が通らないから、締め切りは心を鬼にしても無視せねばならない。
これが薬を飲んで身体に鞭打って大学に出講した場合、当然締め切りの原稿も「勢い」で書いてしまうことになる。
「どうせ具合が悪いんだ、悪いついでにやってしまえ」
というふうに判断力が麻痺したせいで、ますます病状が悪化したことがこれまで何度あったことか。
もうその轍は踏むまい。
私は蒲柳の質なのである。
虚弱な人なのである。
げほげほ。
昼からおふとんにはいって、寝汗をかきながらマンガを読むのである。
昼過ぎにぼおっと起き出して、ラーメンを啜りながらワイドショーを見るのである。
また昼寝して、夕方ぼおっと起き出して、「風邪ひいてると酒がまずいなあ」と言いながらワインなんか飲んじゃうのである。
パジャマのままずるずるとテレビの前に移動して、『ホテリアー』(ペ・ヨンジュン版の方をいまごろ見ている)の続きを見るのである。
ああ、無為な一日だった・・・とためいきをつきながら、10時頃には寝てしまうのである。
そして、明日も朝起きるとやっぱり喉が痛いので、また教務課に電話をして「今日も休講です。会議ぶっちです〜」と告げるのである。
おお、レストフル・デイズ。
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